【依頼】





小説。



バンド友達から“ごく平凡なOLがアナルセックスを知り、目覚め、ハマっていく”という内容のエロ小説を書いてほしいと依頼された。現時点では何に使用するかを発表できないらしい。普通なら“夢精”を理由に断わる依頼だが、お世話になっているバンド友達の依頼なので快くカルボッキしてエロ小説を書くことを約束した。



スタンダード。



ボクの友人に常日頃からアナルを想い、アナルの為に生きる“アーナルスタンダード”なヨシヤという偉大な男がいる。梅雨入り前にヨシヤは同じ職場のキュートで有名な“多香子”を味見した。簡単に言えば“まぐわった”のだ。ヨシヤには恋人がいる。多香子にも恋人がいる。ふたりは右手に“偽り”を、左手には“真実”を握りしめ互いの身体をまさぐり合った。



コングラッチレーション。



勝ちたい時にはSカップ♪
キュートな女子はEカップ♪

上の二行を歌ってみるとなかなか楽しい。是非とも歌ってみてほしい。特に“感動のない日々”を送っている男子は歌うべきだ。それも信号待ちしている時に小声でボソボソッと歌うべきだ。楽しいぞ。ヨシヤは多香子を楽しんだ。恋人に内緒で多香子の身体を楽しんだ。立派な浮気ですよ。本人の話によると、性交回数は2日間で3回、オプションに多香子の“パーマン(本名:右乳)”と“パーコ(本名:左乳)”の狭間に“ブービー(本名:ペニス)”を挟んでもらってパータッチ。ここで一句思い浮かんだ。

 仕方ない なんせ相手は Eカップ

アホだと罵られても文句は言えん。しゃーなしや。そんなアホな行動を実行できるインテリジェンスが羨ましい。畜生め。そして、それとは別件になるがホテルではない漫画の沢山おいてある個室空間にて青年誌を読んで欲情したヨシヤは多香子にフェラッチレーションしてもらったそうだ。それから数日後に多香子は恋人と別れた。ヨシヤのことが気になって恋人と別れた。セックスをする前に多香子が恋人と別れていれば“誠意”を感じれたのだが、散々セックスをしておいて恋人と別れたことには“精意”しか感じられない。一方、ヨシヤは恋人と別れる気は毛頭ない。タマキンの毛穴ほどもない。ボクは多香子もヨシヤも素晴らしい決断をしたと思う。未来ある若者は素晴らしい。どうかふたりに“感動のない日々”が訪れますように♪



めでたし、めでたし。