僕、茶太郎。

茶色だから茶太郎です。

お母さんはミケって呼ばれてます。

三毛猫だから。

 

小さい頃は僕が守っていたのに

いつの間にか身体も態度も大きくなった弟がいます。

 

 

 

僕はいま、12歳で子供の頃からすごく大きくなりました。

 

 

 

これが

 

 

こうです。

大きくなったでしょう?

 

 

 

でも、1年前に僕はひとりぼっちになりました。

気づいたらみんないなくなっていたんです。

どこに行ったの?

しばらく探して、けど見つからなくて、落ち込んだりしました。

そんな姿を見て、この家の人たちは

僕にたくさん愛情を注いでくれました。

けどやっぱ寂しいんです。

そんなある日、テレビってやつによその猫が映ってるのを見ました。

もしかしたらここにみんながいるのかもしれない

そう思って僕は毎日テレビをチェックしています。

またみんなに会いたいから

テレビの後ろまで探したことがあるけど、居ないんです。

僕は考えて、そしてわかりました。

テレビの後ろには外があるんです。

きっとみんなは外にいったんですね。

よく弟が網戸を突き破って外に行ってたからきっとそうです。

だから僕は外に探しに行こうと思う、、けど

1人じゃ怖いからついてきてもらうんだ。

そしてみんなを見つけて、

またお母さんの隣で寝ようと思います。

 

 

 

 

そういえば、先日、この家の人間がひとり帰ってきました。

この人が帰ってきた時だけ、外に出してもらえます。

 

 

 

 

 

 

 

僕の写真をよく撮ってくれます。

かっこよく写ってるといいな。

 

 

僕は寝るのも好きで、

1日4時間くらいしか起きてません。

 

そんな寝てる姿も撮ってくれます。

僕のことがすごく好きなんだと思います。

 

 

 

 

 

 

毎日、のんびり甘えて暮らしてます。

ご飯ちょうだいって言ったらくれるし、

甘えたらたっくさん撫でてもらえるし、

寝る時はあばあちゃんと一緒に布団で寝ます。

 

前はいっぱい猫がいたから僕は引っ込んでいたけど

今はみんなの愛情を独り占めです。

 

 

敵もいないし、嫌なこともされないし。

 

 

けど、そう言って油断をした僕は

ある日突然、

 

 

 

 

とっ捕まって爪を切られてしまうんだ。

 

すごく嫌。