(2010~)
朝の倦怠感がなかなか抜けなくなっていた。
倦怠感とともに眠気も襲ってきていた。
ダルさを和らげようと体が寝よう寝ようとしていたのかもしれない。
朝は洗濯物を干して一息つくともう起き上がれなかった。気付くと保育園のお迎えの時間だったこともあった。
仕事の日はお客さんとお客さんの間に少しでも時間があるとお客様用リクライニングソファーで寝た(なんたる…)
休日は夫を仕事に送り出したあとは、娘が居るのにもかかわらず一人で遊ばせて自分は寝ていた。
昼過ぎになるとやっと体が動き出し、急いで掃除機をかけて洗濯物を取り込み、夕飯の支度をし、娘にご飯をたべさせお風呂に入れた。
夫が帰って来たら夕飯の用意をして喋ったりしてるとあっという間に寝る時間。
「今日は洗濯物が畳めなかった…」
次の日にはその洗濯物の山に突っ伏して寝るという始末…
少しずつ家事が溜まっていった。
一見ただのぐうたら人間だ。そして私は元来ぐうたら人間だった。
いつも夫にハッパをかけられ掃除をする、『気になるなら自分でやりゃーいいじゃん』と言いたい気持ちを堪えて掃除をする。
そんなんだったものだから、家事が溜まっていってもただのぐうたらだと言われ(私もそう思っていた)、眠たいと言っても早く寝ないからだと怒られていた。(確かに寝つきが悪かった)
でも、適当でいいからさささっと終わらせようとおもっても体がついてこなくなっていた。
休もう休もうとしていた体の声を聞こうとしてなかった。