前回からかなり日にちが空きました😅💦

 

 

海外の認証機関の情報整理や、日本のインターネット上のオーガニック関連情報の真偽、正誤などを調べに調べて時間がかかってしまいました笑い泣き

これ以上更新を開けてしまうのも嫌なので、まだ確認中の情報は分かり次第追加していく方向にします!!!

 

そして、、、、

私が確認したオーガニックコスメ認証機関の記事で、全て正しく、最新の情報を載せている記事はほとんどありませんでした。。。ほとんどというよりも1つもなかったかもしれません。。。

 

  今回は、JOCA(日本オーガニックコスメ協会)代表の水上洋子さんに手助けをしていただいたり、海外の各認証機関のホームページで最新情報を確認し、日本でうやむやになっている情報に関しては直接問い合わせをして回答を得るなどをしながら整理をしていきました。

 

  以下の情報は2019年2月19日現在のものです

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

 

この記事では石油系合成成分の使用を不可にしている『USDA』と『demeter』以外の認証機関を順にご紹介していきます。

 たくさんあるので日本でもよく見かける代表的なものを抜粋します。

 

 

①BDIH(ドイツ)

②エコサート(フランス)

③コスメビオ(フランス)

④ICEA(イギリス)

⑤ソイルアソシエーション(イギリス)

⑥ACO(オーストラリア)

⑦ネイトゥルー(ベルギー)

⑧コスメエコ

 

 

 

①〜⑥は『cosmos』に加盟している日本でも知られている認証機関です。①〜⑧まで一つの記事でご紹介するととても長くなるのでこの記事では『COSMOS』に加盟している①〜⑥の認証機関を説明していきます!!

 

 

 

 

 

 

 

 COSMOS

 ①~⑤の5団体は2010年、ベルギーのブリュッセルでオーガニックコスメ基準の統一を目的『COSMOS』を設立しました。

 

 

2011年 春から『COSMOS』認証の商品の販売を少しづつスタート

 

 

2013年に⑥の『ACO(オーストラリア)』も『COSMOS』に加盟しています。

 

 

2017年以降の認定商品は100%『COSMOS』基準となっていますが、。2017年以前の商品は各認証機関の認定のままとなっています。

 

※つまり、現在は従来の各認証機関のマークと、『COSMOS』の認証マークが混在している状況となっています。

 

例えば同じ『BDIH』でも、従来の『BDIH』マークと『COSMOSのBDIH』のマークの商品があります。

 

 

 

 

COSMOSの認証基準

 

《COSMOS ORGANIC》

《COSMOS NATURAL》

 

の2種類があります。どちらも一部の石油および石油系合成成分は2%まで使用可としています。

 

 

また、その使用可とされている成分に日本では旧表示指定成分(日本の旧厚生省がアレルギーを起こす恐れがあるとして表示を義務付けている成分)に入っている合成成分も含まれています。

 

 

 

 

以下は、COSMOS認証で使用可としている石油系合成成分です。

 

【合成界面活性剤】

・コカミドプロピルベタイン

・アルキルアンホアセテート/ジアセテート

・アルキルグルコシドカルボン酸

・ラウリン酸ヘキシル

 

【防腐剤、殺菌剤】

・安息香酸およびその塩類

・ソルビン酸およびその塩類

・サリチル酸およびその塩類

・デヒドロ酢酸およびその塩類

・ベンジルアルコール

 

 

【エモリエント剤】

・炭酸ジカプリリル

 

【増粘剤】

・カルボキシメチルセルロース(セルロースガム)

・グアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド

 

【帯電防止剤】

・グアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド

・ジステアロイルエチルジモニウムクロリド
 
【石鹸のキレート剤】
・グルタミン酸二酢酸四ナトリウム
 
 
 
 
以下はCOSMOS認証の禁止事項です。

 

【使用禁止原料】

・遺伝子組換え原料

・動物を殺傷しなければ得られない原料

・ナノ粒子

・パラベン

・合成染料

・合成香料

・ポリエチレングリコール(PEG)

・ミネラル/パラフィンオイル

 

【禁止されていること】

・成分・技術・プロセスが、健康・環境にリスクを及ぼすという科学的根拠があること

 

・ガンマおよびX線照射

 

・完成品および成分の動物実験の禁止

 

 

 

 

 

 

COSMOSの認証マークは、

各認証機関のマークの下に

 

 

COSMOS ORGANIC》

 

または

 

COSMOS NATURAL》

 

と、文字が入っているものになります。

 

 

 

《COSMOS ORGANICの基準》

 

⚪️水分などをを除く自然原料の95%以上がオーガニック原料

 

⚪️製品全体のオーガニック原料の割合は20%以上であること

 

※ただし、洗い流すアイテム(シャンプーなど)は製品全体の10%以上

 

 

 

 

《COSMOS NATURALの基準》

 

⚪️オーガニック原料の使用についての規定はないが天然由来成分の重量パーセントを示さなければならない。

 

 

 

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 *基本的には積極的に石油由来成分の使用を勧めているわけではありませんし、原料・プロセス・パッケージなど一連のものも環境や人に配慮した基準となっています。

 

しかし、世界統一基準を目指したCOSMOS認証なら100%オーガニック由来の製品だ!と思って原料を見ずに商品を購入してしまうと残念に感じてしまうことがあるかもしれません💦

 

とはいえ、使用可としている成分は膨大な数ではないので上記のリストを参考に、避けたい成分はあらかじめ名前の特徴だけでも覚えておくといいと思います爆笑

 

 

 

 COSMOS ホームページ

 

COSMOS認証製品の検索ページ

 

COSMOSに加盟している認証機関リスト

 

 

 

 

 

 

☆ここからはCOSMOSに加盟している団体の特徴をご紹介していきます^_^

・・・2017年以降はCOSMOS基準の認証統一が始まっていますが、『COSMOS〜』が入っていない認証マークの場合は各認証機関の基準の商品ということになるため、各認証機関の基準も記載します!

 

 

 

 

 

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①BDIH(ドイツ化粧品医薬品商工業連盟)

BDIH  ナチュラルコスメ概要ページ

 

    

 

 

1951年 設立      化粧品と医薬品の企業団体

 

2001年に世界で初めて自然化粧品基準を作って認証をスタートさせました。

本部はドイツのビジネス都市、マンハイム

 

1996年からBDIHに加盟していた自然化粧品メーカー19社が参加して討議を重ね、

2001年に認証基準を確立しました。

 

BDIHの基準はCOSMOSの認証基準のベースになっているといわれています。

 

(BDIHに参加した化粧品メーカー・・・プリマベラ、ヴェレダ、ロゴナ、ドクターハウシュカ、ラヴェーラ、タウトロッフェン、マルティナなど)

 

 

 

【使用可の石油系合成成分の保存料】

・安息香酸とその塩類

・サリチル酸とその塩類

・ソルビン酸とその塩類

・ベルジルアルコール

※上記の保存料を使用した際は「保存料として◯◯を使用」と記載しなければならない

 

 

 

【使用不可の原料】 

・合成色素

・合成香料

・エトキシ化物質

・シリコン

・パラフィン及びその他の石油由来成分

 

 

 

 

 

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②エコサート(フランス)

エコサートジャパン HP

 

  

 

 

1991年に農学者の団体によって設立されたフランスの国際有機認定機関

フランスだけでなく、世界で一番、認証実績数が多いと言われています。

 

現在もエコサートジャパンのホームページではCOSMOS認証の他に、『ナチュラル&オーガニックコスメ』と『ナチュラルコスメ』の2つの基準の存在を記載しています。

どちらも全成分の95%が天然由来のものであるとして、5%まで合成成分(石油由来含む)を使うことを認めています。

 

 

【使用可の石油由系合成成分】

防腐剤

・安息香酸およびその塩類

・ソルビン酸およびその塩類

・サリチル酸およびその塩類

・デヒドロ酢酸およびその塩類

・ベンジルアルコール

キレート剤

・グルタミン酸二酢酸四ナトリウム

変性剤

・三級ブチルアルコール(TBA)

・イソプロピルアルコール

・安息香酸デナトニウム

 

エコサート規格に適合する代替品がない場合、例外的に許可される成分

・レシチン(ヘキサン抽出)/ 皮膚軟化剤、乳化剤

・トコフェロール(ヘキサン抽出)/  酸化防止剤

 ・カラギーナン(メタノール抽出、イソプロパノール)/ 増粘剤、ゲル化剤

・アルキルベタイン/ 両性界面活性剤

 

【使用不可の原料】

・遺伝子組換え原料

・パラベン

・フェノキシエタノール

・ナノ粒子

・シリコン

・ポリエチレングリコール(PEG)

・合成香料および合成染料

・動物由来の成分(天然に産生される牛乳や蜂蜜         は使用可)

 

 

『ナチュラル&オーガニック』

⚪️植物原料の95%、全重量の10%はオーガニックであること

 

 

『ナチュラルコスメ』

 ⚪️植物原料の50%、全重量の5%はオーガニックであること

 

 

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③コスメビオ

COSME BIO  オーガニックコスメページ

  

2002年に設立

設立当初は、「BIO」と「ECO」の2つのラベルで認証をしていましたが、現在はエコサートの管理のもとで『BIO』・『BIO/COSMOS ORGANIC』・『NAT/COSMOS NATURAL』の3つのマークで認証をしています。

 

 

『BIO』

⚪️製品全体の95%が自然原料であること。(水含む)

⚪️製品全体の10%は、オーガニックでなければならない。

⚪️植物原料の95%は、オーガニックでなければならない。


⚪️化学香料・シリコン・フェノキシエタノール・パラベンは使用不可。

 

 

 

『BIO/COSMOS ORGANIC』※COSMOS基準

⚪️製品全体の95%が自然原料であること。(水含む)

⚪️製品全体の20%は、オーガニックでなければならない。

⚪️植物原料の95%は、オーガニックでなければならない。

 

 

 

『NAT/COSMOS NATURAL』

⚪️製品全体の95%が自然原料であること。(水含む)

 

 

 

 

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④ICEA(イタリア)

ICEA  コスメと洗剤の認証紹介ページ

 

  

 

 

イタリアを代表する食品、化粧品、日用品などのオーガニック認証機関でAIABを母体とした最も信用のある認定機関と言われています。

※AIAB…イタリア農業省と、IFOAM(国際有機農業運動連盟)から正式に認定許可を得たイタリア最大級の認証機関です。

COSMOS認証の他に、『エコバイオコスメとナチュラルコスメ/Eco Bio Cosmetics and Natural』という認証マークもあります。

 

 

 

『エコバイオコスメとナチュラルコスメ/Eco Bio Cosmetics and Natural』

 

この認証マークは、消費者の健康と、イタリアの化粧品業界の香りや高機能な製品の必要性などのニーズの両立のために2000年に始まりました。

健康と環境の持続可能性を理念に、生物由来の成分、天然由来の化学物質、またはグリーンケミストリーから誕生した化粧品を保証しています。

 

 

   特徴

・環境的持続可能性および健全性の基準に基づいて選択された、天然由来の成分からなる製剤を使用しています。

 

・Eco Bio Cosmetics製品の場合、有機農法からの界面活性剤、機能成分および植物抽出物であり、主要な国際規格に従って認証されています。

 

・副作用を防ぐための最終製品の必須テストがあります。

 

・ラベルは信頼できる科学的テストまたは書誌学によって裏付けられた証を意味しています。

 

・国際認定を受けた独立した管理および認証のシステム。規則、認証された会社のリストおよび製品(成分を含む)を公に利用可能にし、消費者からの質問に答えます。

 

 

 

 

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 ⑤ソイルアソシエーション(イギリス)

soilassociation  コスメページ

 

  

 

1946年に英国土壌協会として設立した非営利団体

 

イギリスのオーガニック製品の約80%がソイルアソシエーションの認証を受けています。

基準項目が多く、その項目自体も厳しいため、審査が厳しいことで有名です。

コスメ認証よりも植物原料の認定で使われることが多いのも特徴です。

 

*現在はホームページでもCOSMOS認証基準であると明記していますが、特色として農産物の認定基準を記載します。

 

【農産物の認定基準】

 ・遺伝子組換え作物不使用

・オーガニック作物の生産耕地で過去5年間、遺伝子組換え栽培が行われていないこと

・土壌を用いない栽培方法は禁止

・農薬、化学肥料の禁止

・生産作物の収穫のバランスと土壌の豊かさへの配慮がなされていること

・肥料に遺伝子組換え作物を含まないこと

・肥料は有機物による   肥、植物の抽出物、鉱物を用いること

 

 

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⑥ACO(オーストラリア)

aco コスメ認証ページ

 

  

 

 

 

2002年に設立されたオーストラリアで最大のオーガニック認証機関

 

オーストラリアの国家規格に基づいたaco認証アメリカの有機規格(USDA)および、COSMOS規格に基づいて有機化粧品認証をしています。

製造業者の化粧品会社はそれぞれの自社製品に適した規格を選択して認証を受けています。

 

 

特徴

acoはもともと石油系合成成分の使用不可などかなり厳しい基準を設けていましたが、前述の通り2013年よりCOSMOSに加盟し、COSMOSの基準に準じた認証も行なっています。

 

 

 

【使用可能な自然由来の合成成分】

 

乳化剤

・アルキルグルコシド

・セテアリールアルコール

・セテアリールグルコシド

・セテアリールオリーブ

・ココグルコシド

・モノステアリン酸グリセリン

・オリーブソルビタン

・ラウリン酸ソルビタン

・ステアリン酸ソルビタン

・ステアロイル乳酸

・ショ糖ココエート

・ステアリン酸スクロール

 

【界面活性剤】

・ポリグルコース

 

【酸化防止剤】

・アスコルビン酸

・天然トコフェロール

 


【保湿剤、バッファー剤】

・乳酸カリウム

・乳酸ナトリウム

 

【鹸化(鹸化のみ使用可)】

・水酸化カリウム

・水酸化ナトリウム

 

【ミネラルベースの製品】

・酸化鉄

・酸化亜鉛

 

【禁止事項】

・遺伝子組換え

・放射線

・ナノテクノロジー製品とプロセス

・動物実験

・石油由来の成分

 

 

⚪️オーガニック原料が95〜100%の製品は下記のようなロゴになります。

 

 

⚪️小さい芽のロゴはオーガニック原料が70〜95%含んでいることを意味します。(%はロゴに表示されます。)

 

 

 

 

 

 

 

以上の6団体が、オーガニックコスメの世界統一基準を目指した『COSMOS』に加盟している認証機関です。

 

それぞれの認証マークの下に

『COSMOS ORGANIC』 

または

『COSMOS NATURAL』

の文字が入っていなければ、それぞれの認証基準で認証した商品ということになります。

 

ちょっとややこしいですね(^^;)

 

次回は⑦〜⑧の認証機関のご紹介をしますニコニコ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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