実は生まれてからずっと、わたしには自分のお雛様というものがありませんでした。

幼少の頃は年子の姉との共有のお雛様でした雛人形

物欲などほとんどなかった姉は、嫁入りの時、そのお雛様だけは「わたしのもの!」と持って行きました。妹はこういう時、弱い立場です汗うさぎ

 

自分に娘が出来た時、実家の母はたいそう喜んでくれて、わたしが「親王飾りだけ」とお願いしていたにも関わらず、超立派な7段飾りを贈ってくれました雛人形 初孫、それも女の子にっこり桜

母はとてもうれしかったのだな、と今なら母の気持ちがわかります。当時は、立派なお雛様でありがたかったのですが、「こんな大きなものを狭い団地のどこに飾るの???」

の疑問も。。。

 

月日は経ち、昨年娘が出産、初孫誕生。女の子でしたにっこり桜

そして、娘の七段飾りは現在、初孫のために、娘の家に飾られています雛人形

 

そんなわたしの状況を年老いた実家の母は一応気遣ってくれていて、自分のお雛様(わたしたちの子育てが落ち着いた頃、自分用に親王飾りを揃えたようです)をわたしに遺してくれると話しています桜 その話はとてもありがたいのですが、でも、自分の手元にはまだお雛様がないよな。。。。と思っていたところ、

 

先日、近岡令先生によるオンライン講座で「ガラスフュージングのおひなさま」があると知り、飛びつきました花火 講座の内容に関してはここで詳しく書くことは控えますが、とても楽しく、充実したものでした桜

で、いざ自分で作ろうとすると、近岡先生の他の作品と同じで、簡単そうに見えてとても難しく、それも先に作った先輩方が仰るように、スリルとサスペンスに満ちたものでした(笑)

 

そして、ぎりぎり、今朝出来上がりました雛人形

 

 

 

 

諸先輩のようにいろいろと着物の柄を工夫したり、まわりにぼんぼりなどを揃えたりすることなどわたしに出来るはずもなく、ただただ、忠実に先生の作り方を再現したつもりです。しっかし、これが100%再現になど決してなっていないのですよね、傾いているし。。。

でも、今現在これが自分のできる精いっぱいのお雛様雛人形 

大切な、大切な宝物が出来ました桜

 

ちなみに置いている木製のお盆ですが、これも実家の母の友人が、わたしのお嫁入の時にくださった(きっと高価な)鎌倉彫のお盆を裏返しにして使ってみました。旦那もその存在を知らないくらいの代物で、今回初めて使ってみました桜

 

とまれ、この1週間ほど、このお雛様の焼成で、緊張の連続。

ぎりぎりお雛祭り当日ですが、無事出来てほっニコニコニコニコニコニコ