仕事の転勤で金沢に来て、2度目の冬を迎えておりますが、昨日から今日にかけて結構な雪が積もりました。
20~30㎝。
長靴を履いていないと足がビショビショになります。
昔は雪山の登山もしていましたし、今でもスノーボードをやるので、雪には慣れているのですが、舗装された道路の雪は別物ですね。
良く転びそうになります。
まだ数日このような天候なので、十分気を付けて生活しようと思います。
さて、本題です。
今年のAKB48の変化について語りたいな、と思います。
飽くまで、僕の主観であり、事実と異なることもあるかもしれませんし、違った思いを描く人もいるかと思いますが、否定するのではなく、一つの意見として読んでいただければな、と思います。
今年40人程のメンバーが卒業発表し、「リストラ」などと騒がれています。
まあ、本当にその通りで
「申し訳ないけど、売り上げの上げられないメンバーは辞めてくれ」
って話なのでしょう。
10代20代の女の子たちに対しては随分酷な仕打ちとも言えますが、社会人としては理解できます。
もちろん、普通の会社員はそう簡単に解雇ということにはなりません。
相当、成績が悪くても、業務態度などに問題がない限り、解雇はありません。
しかし、知っての通り、芸能人は個人事業主です。
「売上」の上げられない個人事業主は「倒産」するだけです。
僕としては、メンバーが辞めていくことに悲観的になることはあっても、決して否定的ではありません。
なぜなら、AKB48は「高齢化」し過ぎたからです。
女性アイドルは元々息の短い商売です。
本来であれば10年以上続けるような職業ではありません。
だからこそ、初期の頃、1年に1~3回程度で定期的にメンバーを募集していたのでしょう。
「どうせ大半のメンバーは1、2年で辞めていくだろう」
的な感じだったのかもしれません。
しかし、AKB48は想像以上に売れてしまい、名を轟かせ、「AKB48」というブランドが出来上がってしまいました。
気が付けば、AKB48は数十人を抱える大グループに。
さらに、「チーム8」という都道府県毎に募集し一気に47人も増えることに。
全国各地に沢山のグループが増え、一見順調に見えるAKB48グループも、少しずつ綻びが出てきます。
人数が多すぎるが故に起こる弊害。
スタッフの目が届かず不祥事。
スキャンダル、暴行事件など。
黒い噂も流れ、それと同時にファンも離れ始めます。
総選挙は無くなり、さらに追い打ちをかけるようにコロナ禍となります。
グループはそれぞれの運営会社の基、グループ毎での活動となっていきます。
しかし、そんな状況になっているにも関わらず、メンバーは減りません。
僕はコロナ禍になった時、もっと沢山のメンバーが辞めると思っていました。
だって、未来が見えませんからね。
ただでさえ、握手会という接触イベントでグループを大きくしたAKB48。
それが出来なくなり、AKB48の勢いも下降傾向。
それでも、思うほどメンバーは辞めませんでした。
それはメンバーのほとんどがAKB48に憧れて入ったから。
昔のように「芸能界に入るためのステップアップ」という位置づけではなく、「AKB48をやりたい」人たちが集まっているから。
だから、握手会が出来なくても、ファンの歓声を聴けなくても、頑張れた。
また、昔のようにメンバー同士でバチバチ競い合う、というのもなくなり、今はメンバー全員で力を合わせて頑張る、という状況になり、AKB48に居ること自体、居心地の良い環境になったというのも一端かもしれません。
ともあれ。
AKB48は順調に「高齢化」の岐路をたどり、10代ならば「若い」と言われるようなグループになってしまいました。
AKB48のような「メンバーが入れ替わる」グループにおいて、実働10年前後のメンバーが選抜の大半を占めている状況ということ自体が「非常事態」なのです。
しかし、握手会やお話し会を行い、その売上をベースに選抜を決めているグループとしてはそりゃ、年数を重ね、ファンを増やしたメンバーが有利です。
選抜になれば、テレビやライブなどの露出も増え、当然知名度をあがっていきます。
その循環の結果、必然的に年数の長いメンバーが選抜になっていきます。
そして、若手は選抜になるチャンスもないまま、年数を重ね、辞めていくしかない道程をたどります。
ようやく、その異常な状態に気が付き、運営も思ったはずです。
「このままではAKB48は終わる」
そこで、半ば強引に「自主退職」させる形で、卒業を促していきます。
さらに。
1年に1回という程よい間隔でメンバーを募集していき、10人前後のメンバーを確保していきます。
そうすることで各世代がバランス良く在籍することで新陳代謝をしていくのでしょう。
おそらく、今後も売上のないメンバーは「自主退職」させられる状態になるかと思います。
それはやはりAKB48という大きな組織上、仕方のないことです。
すっかりぬるま湯に浸かってしまったメンバーたちは、危機感をもって活動していくことでしょう。
若手もどんどん選抜に入るようになった今のAKB48に期待を込めて応援していきたいと思います。