映画2本 | フェンリルの胃袋
見たい映画が被ってやっていたので隣町まで見に行った。さすが鳥取市比5倍のスクリーン数を誇るだけのことはある。

1本目 重力ピエロ
伊坂幸太郎の同名小説の映画化。
結論から言えば、まあ、DVDで見ればいいでしょう。悪くは無い。
当然ながら残念なことに、軽快なる伊坂節は映像化できないわけですよ。するとテーマが重いこと重いこと。重力感じまくり。
まずキャストはどうだろう。鈴木京香は伊坂映画においてすでに雪子さんじゃないですか。陽気なギャングでしょう?春と泉水のお母さんはもっと若くないと。いや、私の趣味の問題ではなくて、もっと若い女性じゃなければ物語が始まりにくいよね。
続いて気になったのは泉水の手。大学院生って手じゃないよ。そもそもなんで設定を大学院生とかにしたのか?ジーンコーポレーションは出しにくかった?あの親子鑑定のシーンはさすがに萎えたわ。いくらなんでもタバコの吸い口とか髪の毛とかをそのまま解析機にかけたような表現はやめて欲しかった。
他にも黒澤さんが出てないとか、お父さんがもうちょっとかっこよくないとそりゃ黒澤さんも出れないよね、とか。
夏子さん…はいいと思う。写真の中も、整形後も。もっと春のことに対して覚悟が決まってるとなおいいけど。
最も致命的なのは泉水をもってして観客をじょじゅる(叙述トリックに引っ掛けるの意/使わせてもらいます米澤先生)姿勢がぜんぜん見えないこと。そこはおめー「重力ピエロ」の柱の一つだろうが。あれだけ堂々と殺意をみなぎらせ、計画的に準備するところを見せられてから「実は俺もやつを殺そうとしていたんだ」とか言われてもはあ、そのとおりですねとしか思えんがね。
総合的な感想としては、まあまあ面白かったけど映画館で見るほどのことはないんじゃない?そりゃちょっとは涙腺に来なかったこともないけどDVDになってからレンタルしてみたらそれで十分だよ。といったところ。だって原作厨だもの。
映画の内容とは関係ないけど、私としては映画館で見れたのは嬉しかった。陽気なギャング、アヒルと鴨、死神の精度、フィッシュストーリー、と、伊坂原作映画が映画館で見たくても見れないという戦歴をようやくにして映画館で見れたから。



2本目 STAR TREK
こっちはすばらしい出来だった。映画館の座席に拍手ボタンとかついてたら壊れるまで押したかった。
若いカークとスポックの話ですよ。ドクターマッコイとかウラさんとか集まってくるわけですよ。もうね。もうね。
若いスポックが中指と薬指の間を空けて「長寿と繁栄を」とか言っちゃうわけですよ!もうね!
バルカンつかみとかしちゃうわけですよ!コンソールも相変わらず火を噴くわけですよ!
NCC1701の姿が現れたときの興奮はもはや勃起もの!
そして中盤!×××××が×××××した場面では私は思わず喝采を叫びそうに!バンザーイ!!!

私はTOSを知ってて初心者のトレッキーだから楽しみも何倍もあったんだけど、そうでない人でも存分に楽しめると思う。SFアクションとしては文句の付け所が無いんじゃなかろうか。これはぜひ映画館の大スクリーンと音響で楽しむべき作品でした。
もっかいTNGで映画作らないかなー。ピカードとジェインウェイのタッグで大暴れとか、見たいなぁ。今回の作品を見てそういうのは強く思ったんです。時空連続体をちょいちょいと弄るのはもはやお約束に近いんだから、その辺なんとかして今回のメンバーと、TNGメンバーとVOYメンバーを合流させて全3部作とかにしてどうでしょう。だめっすか。