もともと前向きな性格ではありますが、病気が分かってからも変わらず前向き。変わらず。いっそのこと不自由なら不自由なりの味わいをじっくり味わってやろうかと。
30代、40代と時間が経つのがものすごく早かった。しかし、昨年病気が分かってからは時間が経つのが長かった。
遺伝子検査で球脊髄性筋萎縮症の確定診断を受けたその夜は、まさに絶望しかなかった。しかし、涙は一晩で枯れました。長い短いはあっても、永遠の命はどこにもない。一度しかない人生やし、ぜーんぶひっくるめて味わうつもりです。端折らず、じっくり。
万人それぞれに辛い事や悩みは何かしらある。健康であっても。
間違いなく病態は進行している。諦めなければならないことが一つずつ増えている。しかし、その分現状に合わせた新しいチャレンジを増やしていく。その時その時の状態に応じて、決して無理はせずに、決して焦ることなく、今ある自分を受け入れて、そして何か些細なことであっても一つでも多く楽しむ。誰かと比べるのではなく、私だけの人生。
子供達よ。大きな壁にぶち当たっても、這いつくばってでもオヤジの生き様しっかりと見せたる。よう見とけよーっ!
あと、家族、友人、職場の皆様に感謝の気持ちが絶えません。病気になっても孤独を感じることなく、いつも支えていただき、感謝しかありません。心から本当にありがとうございます。今ある自分は、全て皆様のおかげです。
それから母には、
私を産んでくれて感謝しかありません。
病気が分かった時、母にはすぐに伝えませんでした。母が自分を責めてしまうのが分かっていたから。
まずは産まれたてこそ。さんまさんが言っていましたが、まさにそのとおり。生きてるだけで、まるもうけ。
病気が分かっていたら産まんかったのにと言われたが、それは違う。困りまっせ。
産んでもらわな、今の自分は存在しない。
産んでくれて感謝しかない。
48年前の母に何か伝えることができるとしたら、僕はどうするか?
一切迷わず、頼むから産んでくださいと大声で伝えるでしょうね。大変なこともあるのは間違いないけど、病気とは向かい合いながら、それでも人生をしっかり楽しむことができるから。
今のところ病気には勝てないけど、
負けるつもりもない。
病気が判明してから1年ちょい。今の心境を残します。