寒くなると体表を青白くして冬の訪れを告げる生き物、たすくです。
さて今日はオプション紹介の特別編と題しまして、
不思議な色のガラスについてご紹介したいと思います。
まず、ガラスの色の元となっているのは金属の酸化物です。
例えばガラスの原料に金を混ぜると赤、コバルトを混ぜると青など、
金属の種類や配合によって様々な色を出すことが出来ます。
その中でも着色料としてレアメタル「ネオジウム(ネオジム)」を
混ぜたガラス『ネオジウムガラス』には面白い特徴があるのです。
こちらをご覧ください。
さっぱりとしたブルーのとんぼ玉に見えますが、
あるところではラベンダーに
またあるところではピンクに変わります。
全て同じとんぼ玉です。特別な加工はしていません。
これはネオジウムが黄色い光を吸収する性質によるものです。
人が見ることのできる光の成分は赤橙黄緑青紫とありますが、
分かりやすくするため、光の3原色赤青緑で説明します。
蛍光灯の光には青と少しの緑が含まれています。
ネオジウムガラスに当たった黄色成分は吸収されて青色成分が
跳ね返された結果、ガラスが青く見えるのです。
太陽の自然な光には赤青緑がほぼ均等に含まれているので、
青と赤が跳ね返されて青みのある紫に。
白熱灯のオレンジからは黄色みが抜けて赤みの強いピンクが出ます。
以上、ちょっとアカデミックなお話でした。
照明の種類や天気によっても少しずつ違った色を見せるガラス。
これ持って歩いたら楽しいと思いませんか?
とんぼ玉体験のオプションカラーとしてご用意しております。
是非ネオジウムガラスのとんぼ玉を連れて外出を楽しんでください。
風邪にはお気を付けて。
たすく