最終プレゼン終了! | 英国MBAへの挑戦ブログ

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イギリス(スコットランド)の大学院(ビジネススクール)でMBAを目指すことになった40代男の冒険記録です。

 9月に入り、夏の終わりというか、こっちはもう秋で朝はコートを着たいぐらい。
 昨日、ついにこの英語準備コースの最後の課題だったプレゼンテーションが終わった。僕がテーマに選んだのは2010年に会社更生法適用に至ったJALの歴史と破綻の原因について。持ち時間はたった15分しかないので、要点を整理してテンポよく話す必要がある。結構時間かけて作り上げたパワーポイントをセットしていざ開始。そして何かあっという間に終わったという感じ。でも何度も練習を重ねた甲斐あって何とか納得できる内容だったんじゃないかと思う。


 プレゼン中の写真。クラスメートが撮ってくれた。

 終わって爽やかに同日のセミナーに出席したところ、先生曰く、各クラスから代表を選抜して明日のセミナー時に新規ビジネスの売り込みプレゼンをしてもらうという突然の指令。ビジネス経験が長いということでクラスメートから指名されてしまい、また僕がプレゼンすることになってしまった。どうやらイギリス版「マネーの虎」のようなTV番組があるらしく、それをまねて数人の虎(こちらではドラゴン)の前で起業プレゼンして投資をお願いし質問攻めにあうという趣向。最終プレゼンが終わったと思ってほっとしたのは束の間だった。というわけで昨日必死に新規ビジネスを考案した。イギリスのスーパーには冷凍食品はたくさんあるけどレトルト食品がまったく売られていないことに着目して、イギリスでレトルト食品製造会社を起こし、スーパーに売り込むという内容で練り上げて、虎(ドラゴン)たちの前で発表した。まあ虎といっても20歳近く年下の連中ばかりだけど。かなり鋭い質問を受けて難航する場面もあったものの最終的に3人の虎が投資に応じてくれて、ぎりぎり必要額の285,000ポンドを獲得し、「マネー成立」となった。よかった。最後の最後に「ノーマネーでフィニッシュです」となったら気分は最悪だったろうから。何か危ない橋を渡った気分。それにしても最後にマネーの虎を実演することになるとは面白い経験だった。ビジネススクールっぽくなってきた。

 何はともあれ、これですべての試験と課題が終了した。後はフィードバックなどを受け取り、4日金曜日には運命の合否結果を渡される。もし合格ならMBAコースからの正式なオファーを即日受け取るらしい。もしダメなら金曜の朝までに先生から直接連絡があるらしい。恐ろしい。最終試験のリーディングで失敗したのがちょっと気にかかる。でもあとはもう信じて待つしかない。

 アパートはクライド川のすぐ近くなので夕方に川辺を散歩するようになった。