スキルと人材のシェアリングでパワーアップ〜コロナへの世界の対応から学んだこと | みっち先生の「ほめ達」生涯学習講座~あなたの大切な方々を生き生きと輝かせるために

みっち先生の「ほめ達」生涯学習講座~あなたの大切な方々を生き生きと輝かせるために

ほめる達人協会認定講師・生涯学習コーディネーター
子育て中の親御さん、学校や教室で生徒さんを指導している先生方、職場で部下を導いている上司の方向け。
大切なお子さん、生徒さん、部下の皆さんを生き生きと輝かせて、あなたの心も温かくなるブログです。

今や世界を脅かす新型コロナウィルス。
その対応に、スキルのシェアリングによって疲弊している医療現場を助ける欧米の取り組みに学ばせていただいてます。



今飛び込んでくるニュースといえば、新型コロナウィルス関連の話題ですよね。TVはもちろん、インターネットニュース、SNSなど、毎日毎日感染者情報が更新され、その症状についてだけでなく、自粛による経済への影響、はてはデマ情報まで流れる始末。

そのデマを信じて買い占めに走る人は、結局は自分が困らないように…ってことなのかな?と考えると、ちょっと寂しい気がします。




今私が利用しているSNSで、私自身が最も注目しているのは、イタリアやアメリカなど、コロナウィルスの感染が爆発的に増えている地域の方々からの、日本に対して警鐘を鳴らすような投稿です。

今の日本人の振る舞いは、わずか数週間前のニューヨークやクレモナと同じもの、だから油断しないで行動してほしいという思いから語りかけてくださってます。

とは言っても、私自身、やっぱり貴重な収入源として仕事に行く必要はあるため、家の中だけにはいられない。自宅のある山形近辺だけという制約を自分に与えつつ、外出せざるを得ない状況です。




経済的な損失や不安が話題になる中でも、コンビニの商品や子ども向けのドリンク、ファストフードのドライブスルーなどの需要は高いらしく、ふだんと同じくらいか、それ以上に多忙となっている業種も多いことに気付かされます。





今、多忙といえば、最も深刻な状況になりつつあるのは、なんと言っても医療機関でしょう。

新型コロナの感染者が増え続け、このまま行けば病床が不足する可能性も出始めています。
そして何よりも懸念されるのは、その負担が医療従事者に集中してしまうこと。




感染者が増大している国では、既に治療に当たっている医師や看護師までが感染して人手不足に陥り、感染者の増加に医療現場の対応が追いつかない状況になり、死亡者も増え続けているとか。

医療従事者も人間です。強度の疲労により、免疫機能が低下すれば、感染のリスクが高まってしまいます。戦場とも言える環境で、休むことなく働き続けたら、精神的にも追い詰められて、心身ともに危険な状態になるのは、目に見えています。




そんな医療現場を応援しようと、お互いのスキルや労力を用いて応援し合おうという取り組みを知り、感銘を受けました。

1つは、地域を超えた医療従事者による応援です。

コロナが猛威を奮っている地域の医療現場が、ゆとりのある地域の医療従事者に応援を求めたら、たくさんの医師や看護師が要請を受け入れて現地に向かったとのこと。
大変なときは助け合うという精神文化が根ざされた大国ならではの、速やかな行動に感銘を受けました。




更に、私が本当に学ばせていただいたのは、ある国で、コロナ拡大防止のために航空機の欠航が相次ぐ中、仕事がなくなった客室乗務員が、医療現場の応援に入っているというニュースでした。

航空機の客室乗務員は、機内でのサービスを行う接客の仕事だけをしているわけではありません。いざというときに、乗客の生命を守るために必要な高いスキルを持っている保安要員なのです。彼らの持つスキルは、医療現場でも必ず生かされるはずです。

そこに気がついて医療現場に送り出したその国のリーダーの見解は、本当に素晴らしいと思います。



考えてみれば、病院の仕事は必ずしも医師や看護師など、医療の専門家でなければできないものばかりではありません。
接客のスキル、ITのスキル、事務処理のスキル、子ども対応のスキルなどなど、必要とされる能力はたくさんあるはずです。

今、仕事がなくなって時間ができた人を、補助金と一緒に、負担が多い場に送り出して有効活用する取り組みを行えば、休業補償を行うよりも、限りある財源を有効活用できるのでは…と思うのは、私だけでしょうか。




最後に今日の記事内容を私のブログのメインテーマと関連づけてのご提案。

皆さんの職場や教室の生徒さんやスタッフさんの中に、あなたが知らない経験をお持ちの方がいらっしゃるはず。特に転職者やシニアに目を向けてみましょう。

あなたが思ってもみなかった素晴らしいスキルやアイデアを持っていて、それがあなたのビジネスの大きな飛躍につながる可能性があるかもしれません。
トップダウンへのこだわりを捨てて、一人ひとりが持つ個性に目を向けてそれを生かす方法を考えましょう。