ノーゲーム・ノーライフ
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ノーゲーム・ノーライフ
ジャンル    世界統一、ファンタジー
小説
著者    榎宮祐
イラスト    榎宮祐
出版社    メディアファクトリー → KADOKAWA
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レーベル    MF文庫J
刊行期間    2012年4月 -
巻数    既刊11巻(本編10巻+外伝1巻)
(2018年2月現在)
漫画
原作・原案など    榎宮祐
作画    柊ましろ・榎宮祐
出版社    KADOKAWA
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掲載誌    月刊コミックアライブ
レーベル    MFコミックス アライブシリーズ
発表号    2013年2月号 -
巻数    既刊2巻(2018年2月現在)
漫画:ノーゲーム・ノーライフ・です!
原作・原案など    榎宮祐
作画    ユイザキカズヤ
出版社    KADOKAWA
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掲載誌    月刊コミックアライブ
レーベル    MFコミックス アライブシリーズ
発表号    2015年7月号 - 2018年1月号
巻数    全4巻
アニメ
原作    榎宮祐
監督    いしづかあつこ
シリーズ構成    花田十輝
脚本    花田十輝、あおしまたかし
下山健人、榎宮祐
キャラクターデザイン    大舘康二
音楽    SUPER SWEEP
アニメーション制作    MADHOUSE
製作    ノーゲーム・ノーライフ全権代理委員会
放送局    放送局参照
放送期間    2014年4月9日 - 6月25日
話数    全12話
映画:ノーゲーム・ノーライフ ゼロ
原作    榎宮祐
監督    いしづかあつこ
脚本    花田十輝
キャラクターデザイン    田﨑聡
音楽    藤澤慶昌
制作    マッドハウス
製作    ノーゲーム・ノーライフ ゼロ
製作委員会
配給    角川ANIMATION
封切日    2017年7月15日
上映時間    106分
インターネットラジオ:ノーラジオ・ノーライフ
ゲーマー兄妹がラジオをするそうです。
配信期間    2014年4月8日 - 12月30日
配信サイト    HiBiKi Radio Station
配信日    隔週火曜更新
配信回数    全26回
配信形式    ストリーミング
パーソナリティ    松岡禎丞、茅野愛衣
提供    ノーゲーム・ノーライフ全権代理委員会
テンプレート - ノート
プロジェクト    ライトノベル・漫画・アニメ
ポータル    文学・漫画・アニメ
『ノーゲーム・ノーライフ』(NO GAME NO LIFE)は、榎宮祐による日本のライトノベル。イラストも榎宮自身が手掛けている。MF文庫J(KADOKAWA メディアファクトリー)より、2012年4月から刊行されている。略称は「ノゲ」や「ノゲラ」、「ノゲノラ」など様々なものがある。


目次
1    概要
2    物語
3    登場人物
3.1    『 』(くうはく)
3.2    “人類種(イマニティ)”
3.2.1    大戦中の人物
3.3    “天翼種(フリューゲル)”
3.4    “森精種(エルフ)”
3.4.1    大戦中の人物(エルフ)
3.5    “獣人種(ワービースト)”
3.6    “吸血種(ダンピール)”
3.7    “海棲種(セーレーン)”
3.8    “機凱種(エクスマキナ)”
3.9    “地精種(ドワーフ)”
3.10    “神霊種(オールドデウス)”
3.11    “幻想種(ファンタズマ)”
3.12    “龍精種(ドラゴニア)”
3.13    “月詠種(ルナマナ)”
3.14    “精霊種(エレメンタル)”
3.15    “妖精種(フェアリー)”
4    用語
5    既刊一覧
5.1    小説
5.2    漫画版
6    読み切り作品
7    テレビアニメ
7.1    スタッフ
7.2    主題歌
7.3    各話リスト
7.4    放送局
7.4.1    日本国内
7.4.2    日本国外
7.5    ミニOVA
7.6    関連番組
7.7    関連商品
7.7.1    BD / DVD
7.7.2    CD
7.8    インターネットラジオ
7.8.1    コーナー
7.8.2    ラジオCD
8    劇場アニメ
8.1    スタッフ
8.2    主題歌
8.3    コラボ企画
9    脚注
9.1    注釈
9.2    出典
10    外部リンク
概要
“全てがゲームで決まる”という異世界に召喚された天才ゲーマー兄妹が一癖も二癖もあるゲームに挑み、奇想天外な方法を駆使して攻略していく様をコメディタッチで描いたゲームファンタジー小説。

漫画家・イラストレーターとして活躍する榎宮のライトノベル作家デビュー作で、本文・イラスト共に同一人物が手掛ける珍しい作品である。いつも挿絵を描いている側だったため著者側のあとがきをいつか書いてみたいという想いが、本作の実現に至った[1]。

元は漫画用に起こした原作で、別の人物が作画を担当する予定だった。その人物の要望もあり、バトル漫画という要素が排除され、「バトル出来ないファンタジー世界」というコンセプトが生まれ、榎宮自身が仕事以外の全てを捧げているゲームを組み合わせることで神により闘争が禁じられ、“全てがゲームで決まる” 異世界の物語が構築された[1]。

宝島社「『このライトノベルがすごい!』2013年版」にて作品部門ランキング16位、新作部門2位にランクイン、作品部門ランキングで2014年版10位、2015年版3位、2016年版6位となっている。また、2018年2月時点でシリーズ累計発行部数は全世界450万部を突破している[2]。

メディアミックス展開として漫画版が『月刊コミックアライブ』2013年2月号から連載されている。また2013年7月にはアニメ化が発表され[3]、2014年4月より放送されている。日本国外においては、小説が東立出版社(台湾)より[4]、漫画が尖端出版(台湾)よりそれぞれ翻訳版が刊行されている[5]。 2014年12月から漫画と小説、同時にNewPOP Editoraがブラジル版を刊行している[6]。アニメ劇場版がMF文庫J夏の学園祭2016で発表され、2017年7月に公開された。

物語
『 』(くうはく)――それはあらゆるゲームで連勝を重ね、チート、アシストツールなどどんな手段を使っても勝てないとされる天才ゲーマーの名前であった。あらゆるゲームで無敗の記録を持つことから一部では都市伝説とされている。

その『 』の正体である空と白はある日、「生まれてくる世界を間違えたと感じたことはないか」と書かれたメールを受け取る。世界を「クソゲー」と呼ぶ『 』の答えを聞いたメールの送り主・テトは『 』を自分の世界へ召喚した。そこは知性ありしモノと主張する【十六種族】と世界の絶対法則【十の盟約】の下に、『 』が夢見ていた、この世の全てが単純なゲームで決まる世界――盤上の輪廻 (ディスボード)だった。

登場人物
『 』(くうはく)
「『 』に敗北はない」と「ゲームは始める前に終わっている」が信条であり、あらゆるゲームで無敗を誇り、ツールアシスト、チートを使っても勝てないとされる都市伝説にまでなった最強のゲーマー。

その正体は空と白の2人組の義兄妹。

唯一神テトにゲーム(ネットチェス)で勝ったことによって異世界へと召喚される。

一人では他者とのコミュニケーションがほぼ不可能なほどのコミュ障なので、いつもお互いが認識できる(物理的な)範囲にいる。

280を超えるゲームで頂点に立ったが、『リアル人生ゲーム』と『リアル恋愛ゲーム』の2つだけはルールも理解できずまともにプレイしたことがない。またドラッグオンド○グーンには深甚なトラウマを持っている。一度、ゲームでえげつない手を使い勝利した相手から住所を特定され大急ぎで引っ越した経験もある。また、初期の頃はゲームセンターにクレーンゲームをしに行くなど全く外出をしていなかったわけではない。 既に亡くなっている両親たちにも疎まれていた。 現在はエルキアの国王・女王で人類種の全権代理者。

ジブリール曰く、“構造上は確かに人類種”だが、ディスボードの生物なら遍く体内に宿しているはずの精霊が“一切”感知できず、それをもってジブリールは2人を“未知”と定義している。

対神霊種戦の中で、『大戦』を再現した“戦略シミュレーションゲーム”をジブリールに仕掛けられた際、敗者が死ぬルールにされてしまい、誰も死なせないための方法を選んだことで初の敗北を喫している[注 1]。

文字通りの「世界一のゲーマー」の座をめぐるゲームを唯一神であるテトと行うため、多種族国家の同盟である“エルキア連邦”の形成を行っている。

空(そら)
声 - 松岡禎丞
本作の主人公。18歳。無職・童貞・非モテ・コミュニケーション障害・ゲーム廃人・白の義兄(再婚の父親の連れ子)。
ゲームにおける役割分担は文系分野。歴史や社会、経済、政治、法律(ルール)などの人(意思の介在する存在)[注 2]に対する分野が得意。そのため、ゲーム理論から修辞学・レトリックなどを駆使し、ひたすら相手を“欺く”ことによって勝利をもたらす。ただし、自分自身に対しては絶対に嘘はつかない。自分自身に才能(強さ)はないため、徹底的に相手を自分の独擅場(底辺)に引き摺り下ろす戦法を磨いた結果として、これらのスキルを身につけた。
駆け引き・読みあい・揺さぶり合いなどの「不確定要素」を見抜くことに非常に長け、その卓越した先読みは、すでに未来予知に近いものとなっている。その上相手のあらゆるイカサマを見切る洞察力もあり、コールドリーディングを得意とする。ただし、不完全な勝利や、相手も楽しめないようなゲームを嫌う傾向にある。
他者の思考を読み取る能力に長けている一方で18年間童貞を続けているだけあって、恋愛に関しては非常に鈍感。
人類は自分を含めて無能だと思っているが、白に出会い、人類の中に存在する“天才”の可能性を信じられるようになった。
白と離れることができず、趣味と実益を兼ねて全年齢と18禁の境目を模索中。また童貞ではあるが、海棲種の女王が空の毛髪を元に勝手に作成した娘がいる。
白(しろ)
声 - 茅野愛衣
本作の主人公。11歳。不登校・友達なし・いじめられっ子・対人恐怖症・ゲーム廃人・空の義妹(再婚の母親の連れ子)。
真っ白な髪と赤い瞳が特徴の美少女。
ゲームにおける役割分担は理系分野。数学や物理の演算から、ゲーム理論を用いてチェスを「○×ゲーム」と断じる。数学で記述できる事象や、論理が介入するもの、あるいは自然法則など、意思の介在しない分野が得意。
あまりにも天才であるがゆえに、周りに理解されず孤立していた。1歳にして言葉を発し、その言葉を聞いた母親を恐怖させ、『白い壁の建物』にて3歳までの2年間を過ごし、「知能検査」と称したゲームでは全て「計測不能」とされている。
チェスなどの二人零和有限確定完全情報ゲームやFPSを得意とし、チェスではグランドマスターを完封したコンピュータープログラムに先手後手入れ替えで20連勝した[注 3]。
ゲームにおいては数学を主体とした計算式による演算を行い、空とは別の手段で先読みを行う。
そのため、自由意志[注 4]が介入しないゲームにおいて、(チート、ツールアシストを用いても)白に勝てるものは存在しない。
空に兄以上の感情を抱いているが、バレないようにしているため、空本人にはまだ気付かれていない。
“人類種(イマニティ)”
種の駒はキング。【十六種族】の中で唯一創られることも望まれることもなく、自力で進化してきた知的生命。

位階序列では最下位にあたる十六位。身体能力も低く、魔法を使えず感知する力もないため、他の種族全てから蔑みの対象になっている。

全てがゲームで決まる世界・ディスボードは、かつて惑星規模の大戦乱がもう誰にも分からないほど長い間繰り広げられ続けていた。その中、テトが星杯(スーニアスター;後述)を手にし唯一神の座につき、世界は全てゲームで決まることを宣言、世界のシステムそのものを変更したことによって戦乱は終わり、現在の形になった歴史がある。そのかつての大戦乱を『大戦』、テトの宣言を【十の盟約】と呼んでいるが、その【十の盟約】以後、人類種が知性ありと称する16の種族すなわち【十六種族】に入ることができたという事実は『大戦』最大の謎[注 5]とされており、『大戦』後、世界に幾つもの人類種の国家が出来たことが語られているが、作中当初は唯一残された国はエルキア、しかも首都周辺しか領土がないというほどに追い詰められていた。

大戦時、種族としての名は無かったが、唯一神になったテトにより「免疫(immunity)」を意味する『イマニティ』と名付けられた。

ステファニー・ドーラ
声 - 日笠陽子
人類種の先代国王の孫姫(元王族のため爵位は公爵)。通称「ステフ[注 6]」。18歳。Gカップ。 赤とピンクが混じった髪で青い目の美少女。
空と白にはゲーム分野において馬鹿だとイジられてるが、エルキア最高のアカデミーを首席で卒業するほど優秀で、政治・経済・法律などの国家運営に関わるプロフェッショナルである。本作のいじられキャラにして数少ない常識人であり、内政を全くしない兄妹に代わって国の政治を執り行っており、行政権に加え立法権も委託されている。すなわち事実上エルキア王国を支配しているのは彼女である(立法兼行政は、現代社会においては総統の地位に等しい)。しかし自嘲して曰く「ただのパシリ」で過労で精神がハイになったり突如気絶するなどの行動が増えている。
祖父を大切に思っており、その思いを踏みにじる者には怒りをあらわにする。作中序盤においては直情径行な性格であり、心理戦や駆け引きには滅法弱かった。そのため、特に対国家・対種族戦のゲームでは戦力外とされるが、一方でそれ以外の面では空白の二人からなんだかんだと非常に信頼されている。
『 』に対し毎日のようにゲームを挑むも負け続け、ゲームの賭け金として度々全年齢と18禁の境目を模索する空の実験台にされているが、敗北するたびに学習していったため、ゲーム技術は向上し、普通の人類種では相手にならないほどに上達している[注 7]。
空に好意を持っているが本人は頑なに否定している。
クラミー・ツェル
声 - 井口裕香
国王を決めるゲームを行っている際、ステフが敗れた相手。森精種と手を結んでいた。18歳。
黒いベールで顔を覆っており暗い印象を与えるが、緊張の糸が切れるとすぐに泣き出す子供のような一面もある。胸が小さくパットを入れてごまかしている。
位階序列七位・森精種の名家であるニルヴァレン家に隷属する状態が曾祖父の時代から続いている。そのため、人類種であるが所属はエルヴン・ガルド。
『 』との2回目のゲーム内において空と記憶を共有し、その結果を恒久的に定着させたために、空に対して深い信頼と敬意を持つようになり(ただし、プライドがあるため表面上は否定している)、それ以降人類の可能性を信じ、彼らを超えることを目標にしている。
先王(マハコート・ドーラ)
声 - 福島潤
ステファニーの祖父。死後、遺言により『次期国王選出』のギャンブル大会を開催させる。
他種族との数々のゲームに負け続け領土を奪われたため、民から『愚王』と罵られた。が、実際は他種族のゲームの手の内を暴くために尽力し、名誉、名声、誇りの全てを捨てて人類の可能性を信じ、最後まで戦った。その気概・気迫は雰囲気として隠し書斎に残されており、『 』のみならず、その時は人類種を言葉を話す猿程度にしか思っていなかったジブリールすら神妙にさせるほどだった。
先王が残した記述は、空たちの他種族とのゲームにおける勝利にも貢献している。
大戦中の人物
リク・ドーラ
声 - 松岡禎丞
大戦時の人間であり、当時は2000人弱の集落を率いていた。容姿は空と似ている。
龍精種と機凱種が交戦した際の流れ弾で生まれ故郷が壊滅、両親を亡くす。その後はコローネのいた集落にたどり着くが、その集落も後に壊滅し、直後の子供離れした判断力により、僅か13歳にして1000人超の集落の長を任された。
2000人を生き残らせるために累計48名の仲間に死ぬことを命じており[注 8]、その行為に矛盾を抱え日々苦悩していた。
普段は本心を隠し、偽りの自己を形成して凌いでいるが、自分の部屋の中でだけは感情を爆発させる。
シュヴィによって自分の本心(誰にも死んで欲しくない)を暴かれ、シュヴィと「幽霊」を率いて大戦を終わらせるため、大謀を計略する。
大戦を終わらせる決意をした後にシュヴィに求婚し、(おそらく史上初である)異種族間での結婚をした。
最終的にはシュヴィを犠牲としながらも星の核を貫くことで『星杯』を出現させ、大戦を終わらせたが、リク自身はその余波で消失してしまう。
テトはリクとシュヴィを現時点の『 』よりもずっと強いと評している(『 』が攻略を保留にしてるリアル人生ゲームに真っ向から挑んで“引き分け”まで持ち込んだ点を踏まえて)。
空との違いは、“自分自身すら欺く”大人としての要素を持ち合わせていることである。
大人と子供の両側面を持つがゆえに空よりも勝るが、それゆえに片方の自分に嘘をつくことになり、大戦終了時には後悔を残しながら死ぬこととなる。
また、リクは最後まで“カッコよく生きる”のに執着していたが空は最初から“最高にダサく生きる”ことを根本に据えているために対比になっている[注 9]。
コローネ・ドーラ
声 - 日笠陽子
集落の住人の1人であり、リクの義理の姉(コローネがリクを弟にすると言い出した)。リクからはコロンと呼ばれている。
自称、滅びた国の王族の一人であると主張している。
遠征時に真ん中から折れた道具を地精種の「遠距離望遠鏡」であることを瞬時に見抜き、犠牲覚悟で持ち帰ることを提案するなど、観察力と洞察力はかなり高く、また、試行錯誤の末に精霊で駆動しない手動式に改造するという優れた手腕を持つ。『星杯』の仕組みを1度聞くだけで理解するなど、頭がいい。
シュヴィが人間でないことに気づいてもそれを指摘しないほどにリクのことを信頼している。
リクとシュヴィの結婚式の仲人になり、幽霊として残すことができない書類の代わりに祖父から継いだ宝石の裏面に3人の名前を刻んだ。
リクが大戦終結に動き始めたため、彼に代わって集落をまとめる立場になり、大戦終了後にはエルキアを建国して女王となり人類種を導いた。後のエルキアにおいては、「生涯泣いた姿を見た者はなく、知性と笑顔に溢れた才女」であったと伝えられており、ドーラ家の誇りであるとステフは語っている[注 10]。
ステフおよび先王の遠い先祖である。
イワン・ツェル
声 - 大川透
集落の住人の1人。リク、アレイとともに地精種の空中戦艦の残骸を調査していた。
リクやアレイより1回り年上。面倒見がよく、リクの世代の者でイワンに借りがない者はいなかったという。
下位の妖魔種に遭遇し、囮となって死亡した。
後に彼が持ち帰った情報により得た戦略図によって、『幽霊』たちは地精種の『髄爆』の情報を得、さらに森精種の『虚空第零加護』の試験炉を発見するなど、大戦終結の遠因となってゆく。
クラミー・ツェルの祖先に当たる。
アレイ
声 - 興津和幸
集落の住人の1人。リク、イワンとともに地精種の空中戦艦の残骸を調査していた。
イワンより1回り若い。獣人語を完璧に話すことができ、大戦終結を狙うリクの「ゲーム」に「幽霊」の1人として参加した。
獣人語の血壊固体に対して、地精種の『髄爆』実験の情報を与える。
その際、『霊骸』を大量に服用し獣人種に襲われないようにした。
獣人種を誘導した後は、血清を使用し2日間痙攣したが治癒した。
マルタ
集落の住人の1人。イワンの妻。劇場版ではコロンがノンナの世話を見ていたため未登場。
ノンナ・ツェル
声 - 井口裕香
集落の住人の1人。イワンとマルタの娘。
クラミーの遠い先祖。
サイモン
集落の住人の1人である、年かさの男。
“天翼種(フリューゲル)”