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庶民の戦争論12 防衛って?

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プロローグ ─── 武器はどんどん進化してますよね。

 

棍棒、石斧、弓、毒、刀、お金、船、馬、ボーガン、証券、貿易、為替、細菌、銃、大砲、軍艦、機関銃、毒ガス、戦車、ウイルス、飛行機、ミサイル、空母、核、レーザー、麻薬、電磁波、ワクチン、コンピューター、スマホ、電子マネー、ドローン・・・キリがありません。

 

インドでは最新の戦闘機がよく単独で墜落事故を起こしますが、ハッカー攻撃といわれてます。

 

電子マネーも武器? そうですよ。カードの方が分かりやすいかな。手数料という名目で、その国のお金をなんの苦労もなくごっそり盗めます。気付かないでしょうけど、盗まれた分だけみなさんのお給料は減ってます。

 

金融商品はすべてそうですよ。場合によって、国まで失うことがあります。でもまぁ、戦争論ってことにしてるので、ここでは代表的な兵器を見てみましょう。

 

 

防衛の基本

銃をどう防ぐのか

毎日、防弾チョッキをつけて通勤してる人はいないですよね。日本は銃の管理がしっかりしているので、ほとんど心配はありません。この安心感を支えているのが銃刀法です。

  • 銃が入ってこないよう税関で検品
  • 許可制度で銃を持つ人を管理
  • 銃を持っていないか警察が見回り

法律は万能ではないし、これは日本だけの特殊な環境と思った方がいいでしょう。海外ならこうなります。

  • 怪しい場所には近寄らない
  • ヤバそうな人は避ける

距離をとるのが防御の基本です。拳銃なら100m離れればめったに当たりません。では、もしも薬でラリってる人が銃を持って追いかけて来たらどうですか?

  • 逃げる
  • 戦う

そうなんです。これぐらいしかできないんですよ。怖いですねぇ。このシチュエーションでは法律に頼ることもできない。

 

まぁ、たまたまジェイソン・ステイサムがいてくれたら、助かりそうな気はします・・・。

 

 

ミサイルをどう防ぐのか

これはあくまで例え話です。ブラジルの人ごめんなさい。

 

ブラジルが大陸間弾道ミサイルをいくつ持っていても、日本はぜ〜んぜん怖くないですよね。届きませんから。

 

じゃぁ、ブラジルが原子力潜水艦を手に入れたらどうでしょう。えぇ、届く可能性は十分あります。

 

原子力潜水艦を発見するには対潜艦が必要です。でも海は広く、世界中を探し回るのは無理。見つけたとしても対策はありません。だって、ただ航行してるだけですから。

 

かといって、日本中の海岸に迎撃システムを構築するってのも非現実的ですよねぇ。

 

経済協力・・・中国に経済協力してどうなりました? なんの意味もありませんね。

 

平和条約・・・北方領土を知ってますよね。不可侵条約も中立宣言も、相手が勝手に宣戦布告した瞬間に無効です。

 

安心、確実な対策は一つもありません。見つけられたら、間違いなくノーベル平和賞でしょう。

  • 距離をとる
  • 逃げる
  • 戦う

これしかないのでしょうか?・・・そこで考えられたのが、抑止力です。

 

日本も、大陸間弾道ミサイルと原子力空母を持ったらどうなります? 報復されるかもしれないので、ブラジルは簡単に手を出せなくなります。


なお、ここが大事なんですが、兵器は破壊のために使わない限り武器にはなりません。

 

災害救助に軍用ヘリを使っても武力行使とは呼びませんね。反対にハサミや包丁で人を傷つけたら?・・・まさに武器、武力行使です。

 

 

 

エピローグ ─── 僕はぜんぜん興味がないんですが、このテーマだと、憲法の話をしなければいけないのでしょう。

 

人間に完璧な法律はつくれません。日本国憲法も矛盾だらけです。しかし、法律には条文と運用という二つの面があって、条文の矛盾を運用で軽減することは可能です。大人の知恵です。

 

薬でラリってる人が銃を持って追いかけて来ても、赤信号だったら立ち止まります?

 

ま、そんな子供がいても僕は否定しないし助けます。でも、これを他の人に強要するなら話は別。

 

現代社会の大きな問題の一つだからです。

 

道徳的、倫理的にダメなことを、条文に書いてないからといって許すのですか? 同じ理屈ですよ。

 

条文は理念を言葉で表現したもの。言葉を理念より優先してはいけないでしょう。

 

もしも、どんなときも赤信号で立ち止まれというなら、あなたがジェイソン・ステイサムになって人々を守らなければなりません。

 

えぇ、無理難題です。だから、知恵が必要なのです。

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