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2019.05.06
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■“最期の審判”は「地球規模の洪水」の最終日
ガリツィア氏がこの“パズル”を解いたところ、ダヴィンチは“最後の審判”の日は4006年3月21日にはじまり、同年11月1日に終わる「地球規模の洪水」の最終日になると予測できたという。そしてこの日が「人類の新たな出発点」になるとダ・ヴィンチが信じていたことが示されているということだ。
「これこそが“ダ・ヴィンチ・コード”です。それはダン・ブラウン氏(原作者)のだけのものではありません」(ガリツィア氏)
現在バチカン公文書館で働いているガリツィア氏は、それ以前には米・カリフォルニア大学の研究者としてダヴィンチを研究していた。ダ・ヴィンチは、人類の物語を「ヨハネの黙示録」に記載されている「すべてのものが総ざらいにされて最後の審判の日に向かう」ものとして見ていたというのだ。またダ・ヴィンチは、古代ギリシアの哲学者、アリストテレスやプラトンといった偉大な思想家の影響も受けていたという。
「ダビンチは科学者であり“困難な時代”に生き、“攻撃を受けないように”とメッセージを作品に隠していた信仰の人でした」とガリツィア氏は語る。ちなみに1495年にダ・ヴィンチは『最後の晩餐』の制作に着手し、1498年にこの傑作を完成させている。
ガリツィア氏によればレオナルド・ダ・ヴィンチにはキリスト教原理主義者的な一面があったということになるが、大洪水とそれに続く“終末の日”を自ら計算して“予言”し、それを作品に忍び込ませていたとすれば興味深い限りだ。西暦4006年というかなり先の未来についての話だが、ダ・ヴィンチが密かに遺したメッセージだとすれば、えもいわれぬ説得力があるのではないだろうか。
参考:「Express」、ほか
文=仲田しんじ