プーチンが心酔する哲学者2人の思想が最凶にキ●ガイだった!日本は今後大ピンチに…イワン・イリンⅡ
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第四の政治理論
■アレクサンドル・ドゥーギン
世界一危険な哲学者ドゥーギン「Big Think」より引用
プーチンの背後にはもう1人、「プーチンのブレーン」、「プーチンのラスプーチン」と呼ばれる極右哲学者が存在する。モスクワ大学で教授を務めるアレクサンドル・ドゥーギンだ。意識高い系ニュースサイト「Big Think」によると、ドゥーギンは、地政学的な見地から、ロシアを中心とした「新ユーラシア主義」を提唱し、米国や西欧を中心とした「大西洋主義」に対抗すべきだと主張しているという。
これには地政学だけでなく思想的な意味合いもあり、ドゥーギンは主要な政治理論を「自由主義」「共産主義」「ファシズム」の3つと定め、米国は自由主義を代表している。そして、これまでファシズム、共産主義に勝利を収めてきた自由主義だが、虚無主義的なポストモダン段階に至った今、自由主義の終局は近いと語っている。
「自由主義は自由とあらゆる形式の集合的アイデンティティからの解放を求める。これが自由主義の本質である。自由主義者は人間を国民というアイデンティティ、宗教というアイデンティティから解放した。そして最後に残った集合的アイデンティティがジェンダーである。いつか、自由主義はジェンダーを抹消し、性別を恣意的で選択できるものにするだろう」(ドゥーギン)
米国を中心とした自由主義の終焉に対し、ドゥーギンが提唱する政治理論が「第四の政治理論」である。この理論の基礎は、個人、人種、国家にはない。ドゥーギンが依拠するのは、ナチスに協力したことで知られるドイツの哲学者マルティン・ハイデガーの哲学である。