【3.11】国民全員が日本を退去、流浪の民になるリスクも!…!巨大地震・大津波・破局噴火で超ヤバⅠ

 

 

●第5位 福井県の「原発銀座」(大飯、高浜、敦賀、美浜、もんじゅ)

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もんじゅ 画像は「Wikipedia」より引用

 ここでは例外的に、複数の立地にある原発をまとめて扱う。それは、福井県の若狭湾に面した海辺にある大飯、高浜、敦賀、美浜、もんじゅの各原発だ。これらは日本でもっとも原発の密集度が高いとされ、「原発銀座」の異名を取る。

 与野党の超党派議員でつくる「原発ゼロの会」が選定した「原発危険度ランキング」では、危険度10位以内に福井県の原発が9カ所も入っている。稼働から30年以上が経過した古い原子炉を数多く運用している関西電力の原発として、大いに問題視されているようだ。また、同ランキングでは大飯1・2号機が同率1位とされているが、これは原発直下に活断層が走っていることが大きなリスクと見なされている。

 福井県にこれだけ多くの原発が集中しているのは、ひとつには「大地震が少ない地域」とされていることがあるのかもしれない。しかし、過去を紐解けば1948年の福井地震(M7.1、最大震度6)が、敦賀原発から50kmの地点を震源として起きている。当時は、まだ原発がなかったことが幸いだったかもしれない。


●第4位 泊(とまり)原発(北海道古宇郡)

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泊原発 画像は「Wikipedia」より引用

 北海道で唯一運用中の原発で、原子力規制委員会に再稼働を申請中だが、昨年10月に防潮堤(高さ最大11m)が、地震による液状化や津波で破壊される恐れがあることが判明した。過去には1940年の積丹半島沖地震(M7.5)など、付近の沖合で津波を伴う地震も発生しているだけに、十分な対策が必要だろう。

 また、泊原発は「破局噴火」のリスクがあることも指摘しておかなければならない。泊原発の南東70kmほどにある支笏(しこつ)湖では、10万年ほど前に支笏カルデラの噴火が起きた。その時には、火砕流が札幌付近にまで達したというから、このような噴火が再度起きれば泊原発も危険を伴うだろう。実際、毎日新聞が2013年12月に行った火山学者に対するアンケートによると、回答者50人のうち29人が「巨大噴火の被害を受けるリスクがある原発」として泊原発を挙げているのだ。

『科学』(2014年1月号、岩波書店)の特集「日本を襲った巨大噴火」で、守屋以智雄・金沢大学名誉教授は、日本の原発の立地は世界で1、2を争う危険な場所としており、さらに「北海道・東北九州のカルデラ火山が巨大噴火を起こせば、その被害は人命・資産とも東日本大震災とは桁違いの規模に達し、国家としての存続すら危ぶまれる」と警告する。さらに守屋氏は、「八甲田・十和田カルデラ火山のいずれかの巨大噴火で、北海道の泊原発、下北半島の東通(ひがしどおり)原発・六ヶ所村核物質貯蔵施設、女川原発などが破壊」(同上)と指摘する。

 

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