●気仙沼レポ4・復興って。 | 魅力調律師北川涼子 涼子ゴロク。

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いい女がいい男を創り、いい男がいい女を創る。そんな関係っていいよね♪と感じる大人に役立つブログです。

地震、津波からの復興、といっても

なかなか一筋縄ではいかないそうで。

というのも、海の近くで津波にやられたところは

住居を建てられない決まりが出来たそうで

え、じゃあどこに住めばいいの?って

そういうとこからだそう。

壊れちゃったから直せばいいとかそういうレベルじゃなくて

戻る街がなくなってしまった、ていうのは

復興っていっても何から何をすればいいのか。

そして、大阪から1個人の姉ちゃんが何を出来るんだろうか。。。



何かお店をしておられた方なら

場所を変えて、またお店をしたりすれば

遠くからでも、買い支えることで多少何かにはなるかもしれないけど

雇われていた方とその家庭、とかだと接点自体がないし

どこかに移り住むといっても、

そう出来る家庭と難しい家庭があるでしょうから

個々人や各家庭ごとに復興、が指すものは違うんだろうなぁ・・・・

と思うと、気が遠くなりました・・・。



と、私は気が遠くなって終わり、ともできるけど

気が遠くなろうが滅入ろうがなんだろーが

やってかなきゃなんない、んですよね。。。。

ここになんと言葉をかけたらいいのか、わからないです。。。

気休めを言ってもしょうがないし

頑張って、って言われるまでもなく頑張ってはるし

うぅむ・・・・

「根詰めないで、適当に力抜いて、何の中でも、生きれたらOKと思います」

としか 私からは言えないですね・・・

東北の方は真面目で一生懸命なかたが多くて

頑張ってても足りないって思いがちだから

なんというか 

頑張って気ぃ張ってる方が楽ならそうでもいいけど

そういうの長く続けると身体に悪いから

時々はサボってもらえるといいなぁって願います。





続いて、けいこさんが最初に避難してた小学校へ。

ここはしばらくがれき置き場になっていたそうなんだけど

いよいよ解体されて、仮設住宅の人が次に済む

ちゃんとした住居が建つのだそう。

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それは良かったんだけど

え、でも、ここ川の近くで津波ど真ん中だったとこじゃないの?

とけいこさんに聞くと

でも、建てる場所自体がなかなかないんだって。

とのことで・・・・

うぅむ・・・・




こちらは、昔の津波の時もここの鳥居の前で水が止まって

今回も同じで、この神社に逃げた方は助かった、という神社。

バックに海が広がりますが

こんなに見晴らし良くなかったんだよ、

ここに集落があったんだけど、集落ごとなくなっちゃったから。

とのこと・・・。

遠くに、廃墟と化したたたずまいの民宿だった建物が見えて

民宿再建を応援・・・って・・・・

それが現地の人にいいことなのかどうなのか

よくわかんなくなりました。

これも民宿さんごとに答えは違う気がします。

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境内から振り返って海のほうを見ると、

水面がキラキラしていて、とっても綺麗でした。

ゆったり時間が流れて、いかにも穏やかな夏の午後という感じ。

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でもこの神社に上がってくる手前の堤防沿いには

区画整理もされてない、新品の墓石がずらりと並んでいるわけで。

墓石越しのキラキラした水面のギャップがシュールで・・・。

(すごく目に焼き付いた光景だったけど、こちらもさすがに

写真を撮る気にはなれなかったです)



本当に、何事もなかったかのように静かにキラキラと波打ってて

「お前さ、こんだけのことしといて何自分だけ綺麗に元通りなんだよ!

よくそんな素知らぬ顔で居れるよね?!」と海に腹が立ちました。

で、その話をけいこさんに言ったら

「私も、あれからずっと海のバカヤロウって思ってたの。

でも先日、たまたま誘われて海に行って、足をつけてみたの。

そしたら、気持ちいいなって、思っちゃってさ。

なんだかねぇ・・・

でも、そっからは、海のバカヤロウって、あんまり思わなくなった。」

と言っていたので

そっかぁ・・・

・・・・・なら、良かったなぁ。

と思いました。

その時は言葉に浮かんで来なかったけど

それがきっと、赦す ってことなんだろうな、と

書いてて今思いました。



何もかもをかっさらってぶち壊していったのも海だけど

癒すきっかけになったのも海、というのは

皮肉なものですが

でも、大体何でもそういうもんなんだよねぇ・・・・。

あと、時間薬と。




今回の旅では

圧倒的に大きな流れの中で生きてるちっぽけさ、

というのを痛感しました。

と同時に、どうしようもなくちっぽけではあっても、

ゼロではないということも。



けいこさんに

「(よそからの人は)何をしたらこっちの人は嬉しいですか?」

ときいたら

「やっぱり、実際来てくれることかなぁ。

現状見たり、話したりさ。

それで、泊まったり飲んだり食べたり買ったりして

お金使ってくれたら、そりゃありがたいよね。」

と言っていたので

そないしょっちゅうは行けませんが

年に2回くらい、定期的に継続して行く事にしました。

相変わらず、何ってしないんだけどね。汗

こういうヘタレな支援の仕方もあるよってことで!



次は、ほな私も行ってみようかな、と思った方向けに

気仙沼への行き方備忘録をまとめときます。