とまぁ、8合目まではいい感じで進んだ富士登山でしたが・・・
仮眠を終え、深夜0時過ぎに山頂を目指すも
「本八合目」というところで、とんでもない大雨にみまわれましてね。
(※富士山には8合目と本八合目ってあるようで
8合目の山小屋を出てから2時間ほどえっちらおっちら登って
「おお!小屋に着いたよ!」と喜んだらまだ同じ八合目っていう。)
真っ暗闇の切り立った崖的なところから
吹き上げる雨とゴォォォーという風の音・・・・
そういうのに出会った瞬間
「これは、無理。」
と心の中から声がしました。
そこから頂上までは2時間でいけるそうだったのですが
登るということは、降りなきゃならない。
私にはこの大雨の中、計3・4時間ほどで
行って帰ってくる体力は今無いなぁ、と感じたのです。
眠い・寒い・疲れてる、の3拍子揃っていたもので・・・・・
ただ、ちょっと迷いもありました。
「今やめるというのは、8割がた出来たら気が済んでしまうという
いつものクセなんじゃないの?
頂上に登る為に一番必要なのは「モチベーション」って
教えてもらったよね?
山は逃げないっていっても、今後の人生で一番若いときって
今日じゃない?
今思ったのは後付けの言い訳なんではないの?どうなの?」
と。
それでどうなのかちょっと自分ではわからなかったので
山岳ガイドの花谷さん
←笑顔の素敵なイケメンさんです に
「今まったく行って帰ってこれる自信がないのですが
やめたほうがいいでしょうか?」
と聞いてみました。
すると
「そうですね、ここから上はまた
世界が変わりますから
現時点で体力に自信がなければ
ここでやめるのも賢明な判断だと思います。」
と言われ
「まだもうひとつ違う世界があったのか・・・ッ!
雲の上の人にはなれても、仙人の世界には
今日の私では無理だわ・・・・・ッ!」
と何かを悟り
トツギーノへは
次回にチャレンジすることに。
(スンマセン)
仮眠したところとは違う小屋だったので
3000円を新たに支払い、
「はぁ~暖かいって幸せなことだねぇ」
と、とりあえず寒かったので
カップヌードルを食べながら
チャレンジ隊の帰りを待つことにしました。
が、そこで眠ってしまった私たちに
さらなる出来事が襲い掛かるとは
そのときはまだ知る由もなかったのでした・・・・・
つづく。