yukko*さんから頂いたメッセージ。 | 魅力調律師北川涼子 涼子ゴロク。

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いい女がいい男を創り、いい男がいい女を創る。そんな関係っていいよね♪と感じる大人に役立つブログです。

親友から受け取った案内状があまりに素敵だったのでUPします。

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こんにちは。写真作家のyukko*です。
このたび、春の作品展を開催させていただくにあたり、
ご案内を送らせていただきます。

私は、写真作家として活動を始めて5年になります。
これまで、全国のご縁のあった土地で
小さな作品展を開催してきましたが、
その経験の中で気づいたことがあります。
それは、実際に写真を見ていただいた方と
お話をしていくうちに感じたことですが、

「人が何かに心を動かされるとき、
対象物の中に何らかの形で
自分自身の中にあるものを見ているのだ」
ということです。

楽器の調律などに使われる「音叉」は、
同じ空間にいくつかを置き、ひとつを鳴らすと
同じ周波数のものだけ共鳴します。

それと同様に、例えば花の写真の
優しさや力強さに心惹かれたなら、
その人の心の中には、
その優しさや強さに共振するものがあるからこそ、
それに心のアンテナが反応するのではないでしょうか。
自分の中にその要素が全くなければ、
そこに心を立ち止まらせることはおそらくないでしょう。  


私は、2004年までの14年間、地方公務員として
働いていたのですが、
仕事の担当が変わったことをきっかけに、
うつを経験しました。  
このことを通していろいろな気付きがあり、
人間として自分が成長できる機会をもらったと
思いますが、この一連の経験の中で強く思ったのは
「本当の自分、そして自分が本来持っているもの」
を知ることがとても大事なのだ、ということでした。


人は生活していく中で、
多くの仮面をつけていると思います。
親に期待された役割や、周囲の環境から
発生していくものもあると思います。
その仮面に気づいている方ももちろんいますが、
与えられた環境の中で必死に生きるあまりに
その存在にすら気づいていない人もいると思います。
(以前の私もそうでした。)

私は幸いにも、うつになった時に偶然の出会いや
よい機会にめぐりあい、
気づきの糸口を見つけることができました。
そして、本当の自分と向かい合うプロセスを経てきたことで、
今自分の心に正直に、とても幸せに生活しています
(もちろん日々迷い、思い悩むことはまだまだありますが…)。

うつの経験というチャンスは、私にたくさんのものを
プレゼントしてくれました。  
もし行く先がわからずに立ち止まっている人がいたら、
その背中を押すちょっとしたきっかけさえあれば、
人は自分が歩いて行く方向を探し出せる力があると思います。  


私は、写真作家という仕事を通じ、作品展という場を作り、
少しでもそんな「きっかけ」を提供できたらと思っています。
言い換えると、写真を見ていただくことで自分の中にある
「より自分らしい姿」を感じていただくことの
お手伝いができるのではないかと思っています。  

そして、そう信じていくことが、私が写真を撮り続け、
発表していく原動力になっていると思います。
この世の中で、たくさんの人が幸せに生きられたらいいなと
心から思います。
そのために私にできる何かがここにあるんじゃないかと思い、
活動を続けています。  
ぜひ、私の作品たちに会いにいらしてください。お待ちしています。

http://vividnews.at.webry.info/200802/article_4.html

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私が思う美しさというのはこういう姿勢の中に存在しています。
読んでくれてありがとう!