嵐電 嵐山駅20年を迎えました
本日2022年10月26日 嵐電 嵐山駅がリノベーションされて20年経ちました。
当時、森田は35歳の年。森田の個人事務所を法人化し、2年目の年でした。
京福電鉄様より最初にお話いただいた時は、一部改装とのお話だったにも関わらず、森田は、駅舎と広場を提案したという逸話も残るプロジェクト。
若いから…というお話も聞こえてきそうですが、はい、基本的には今も変わりなく、1ミリでも可能性が有れば提案させていただいております
ちょっとお話しが脱線しましたが、嵐電 嵐山駅に携わらせて頂いてから世界中の様々なプロジェクトをデザインさせていただいてまいりました。
ただ、公共の場であり、日々、何が起ころうと安全であることが当たり前とされる環境下の中で、様々な方々が利用される場をデザインさせていただいたのは、同時に沢山の学びの機会をいただくことでもありました
当時の京都には、未だ、電車を降りて一目で京都にいることを認識できる駅は少なかったとのことです。
レディースホテルと駅の機能が中心だった嵐山駅に、どうしたら足を運んでくれるか?
住まう方々が日常使われるときに、何を感じ、想うのか?
周辺で商いをされている方、嵐山駅で商いをされる方、少し距離がある方にとって、駅をどう伝え、どう表現されるのか
そんなことを森田はひたすら頭の中で巡らせていたと、聞いています。
おかげさまで、多くの皆さまに嵐山駅を知っていただき、20年間愛していただける駅となりましたこと、心より感謝申し上げます
また、立ち上げの時に、様々な障害を、一つずつ辛抱強く乗り越えて下さった、㈱カランド 川村社長様、平安建設工業㈱ 井上社長様、吉村建築事務所 吉村先生、水間鉄道㈱ 藤本社長様、そして何より、今も変わらず現場を愛し守ってくださる、京福電気鉄道株式会社 当時 嵐山駅前再開発準備室長の鈴木浩幸様。
このプロジェクトが成立したのも、多くの方々のお力はもちろんのこと、関わってくださった皆様が、なんとかかんとか実現へと夢を持ち続け、諦めずに挑戦し続けて下さったからこそ。
何かこの感謝の気持ちを的確に表す言葉があればよいのですが、見当たらないくらいに大きな感謝の想いでいっぱいです。
まだまだ、お伝えしたいこと、知っていただきたいことは山ほどございます。
ですが、きっと足を運んでいただけたら、語るよりも合点がいくことかともあるのではないか、と、思います。
是非、20年を迎えた嵐電 嵐山駅へ、この機会に足を運んでいただけたら幸いです
10月号のゲーテ 連載はお酒についてです
今月号のゲーテ連載はお酒についてお話させていただきました!森田といえばシャンパン!
結婚式のお話からシャンパンの関わり、ロブション氏との思い出など触れさせていただきました
是非ご高覧くださいませ