「黒の超特急」
1964年
監督:増村保造
出演:田宮二郎、加東大介、船越英二、石黒達也、藤由紀子
Youtubeで観る。
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物語は。。
岡山で不動産屋を営む桔梗(田宮二郎)のもとに中江(加東大介)が現れる。

中江は桔梗が、株で失敗して金に困っていることを調べあげていた。

中江は、そんな桔梗に土地の買収を依頼する。成功すれば手数料を払うと。

土地の買収は上手くいくが、
桔梗は売却した土地が高値で「新幹線公団」に転売され
当初聞いていた額とは比べ物にならないほど、中江が儲けていることを知る。

中江もまた、「新幹線公団」総理事の財津や 憲民党幹事長の工藤らの弱みをつかみ
ゆすりをしていたのだ。

桔梗も悪党、中江も悪党、後から出てくるヒロイン藤由紀子も悪党

ゆすられたはずの政治家も悪党
登場人物 みーんな悪党
いったい誰が勝ち残るのか。
物語はラストの殺人事件に向かいます。
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主人公の田宮二郎より、敵の加東大介に惹かれました。
加東大介さんて、やっぱり凄い俳優さんですね。
コメディも、人情物も こんな怖い役も完璧にこなしてらっしゃいます。
これは田宮二郎が悪いのでなく(田宮二郎の狂気じみた演技はすごい迫力でした。一見の価値あり)
脚本のせいではないかと思いました。
田宮が藤由紀子のことを調べようと、藤の自宅近辺で(刑事でもないのに)
聞き込みを開始すると、誰も彼もがペラペラと藤の個人情報をしゃべるのですが

映画を観ていて
「そんな簡単に他人の情報しゃべる人いないでしょ。。」
と興ざめしてしまいましたが
そんなシーンばかり続くので、笑ってしまいした。
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そんなリアリティさを欠く本作ですが
それでもグイグイ最後まで観てしまいました。
そうです 観終わったて 思ったのは 「面白かったなー」ということです。
どこが鑑賞の原動力になったかというと
スピード感。
そしてワンシーン、ワンシーンの絵が何ともカッコいいのです!
ぐいぐい引き込まれました。
各役者さんたちの火花を散らす演技合戦もよかった。
たっぷり楽しませてもらいました。
大げさな音楽もよかった。
またこの監督さんの別の作品も観てみたいです。
桔梗(田宮二郎)のセリフ よかったです!
桔梗
「土地の儲けが8億、4億が工藤のところにゆき、財津と中江で2億ずつわけたのか
あんたいくら儲けた?」
田丸陽子
「マンションと毎月のお手当てと合わせて一千万ちょっとてとこよ」
桔梗
「中江はあんたに一千万投資して2億儲けたわけだ。
工藤ときたら銀行に口をきいただけで4億ふところに入れた。
こうなりゃ相手は中江だけじゃない工藤も財津もゆすってやる
あんたさえ握っていればこちらに勝ち目がある
どうだい ひと勝負してみないか」
でも一番怖くてよかったのは政治家工藤のセリフですかね。
工藤が中江に或る女性を殺せと命じます。
中江
「私は金儲けのためやったらどんな悪事もやりまっけど人殺しだけは。。どうも。。」
工藤
「つまらん仏心を持ってると金儲けは出来んぞ」
いやー政治家が一番悪くて、儲けてました。。。
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1964年の日本といえば
オリンピック、新幹線の時代
そんな時代にこんな映画が発表されたこと自体が驚きですが。
今 2021年 日本は 再びオリンピックを迎えようとしてますが
こんな悪い奴ら(政治家)が暗躍してなければいいのですが、、、
JustLikeAWomanの本作の勝手な評価
★★★☆☆
星みっつです!!
映画よ今夜もありがとう!!




