君の名は | 昔の日本映画 勉強会

昔の日本映画 勉強会

古い日本映画を知らないので、これから一本一本観て記録してゆこうと思います。その他。

1953年 大庭秀雄監督 岸恵子 佐田啓二 主演

 

君の名は

 

TVで観る。

 

 

 

岸恵子って 木下恵介監督 女の園 しか知らなかったので

言いたいことズバズバ言って 気分屋で

小悪魔な女学生のイメージだったけど

この映画では 

耐える女というか 全然イメージ変わりました。

さすが女優。

 

 

佐田啓二もカッコいい。

惚れ惚れする二人。

いわゆる 真知子巻き や ラジオ放送時には銭湯がガラガラになった という逸話は知ってましたが

映画 観るのは初めて。

 

観て

こりゃ人気出るわな と思った。

恋愛映画とはいえ 昔の映画だから ちょっと感覚のズレがあるかと覚悟してみましたが

いやー引き込まれる引き込まれる。

次はどうなる 次はどうなると 

ついつい最後まで観ちゃった。

ようやく会えるという ところで 何度もすれ違う二人。

好きじゃないで結婚した夫が 意地悪で嫉妬深いし、お義母さんもこれまた意地悪。。。

定番の設定といえばそうだけど ありますよね 生きていればこういうこと。

ベタな設定っていうけど 

この映画と同じ境遇 或いは近い境遇 で生きていた人たちにとって

自分たちが岸恵子や佐田啓二だし

自分をスクリーンに投影することで 

何とか 毎日をつなぎとめてた

という人が、多かったのではないでしょうか。

この時代。

舞台は戦中戦後。

売春婦が

警察に追いかけられて 星の下で泣いてる

そんな彼女たちを見つめる

佐田啓二も またこの頃に生きていた人たちの心情を代弁していたのだと思う。

 

 

あと 

昨年から色々 昔の日本映画を観てきて 

今回あらためて思うのは

モノクロでみる 風景 光と影の美しさ。

カラー映画では気ずかない モノクロこその 波の鮮やかさ 白い花の輝き 夜のネオンの華やかさ 笑顔の美しさ

堪能できました。

 

映画よ 今夜も ありがとう