仕事の人間関係の悩みというのは、根本的な事実関係を思い違いしているだけだ。
それに気づけば、仕事での人間関係の悩みなど初めから存在していないことがわかるだろう。

現実はこうだ。

そもそも、仕事の人間関係に精神的な繋がりなど初めから存在していない。
お互いに利用できるから利用するだけの関係に過ぎない。利害関係しか存在していないのだ。

それは当たり前だ。
毎日、仕事で顔を合わす人間と仲良くしたいから仕事に来ているわけではないからだ。
お金を稼ぎにきているのであり、仕事をするために通勤しているのである。
だから仕事での人間関係は、マナーとして関わるだけのものであり、それは仕事をするという目的を容易にするためのひとつの手段でしかない。

仕事の人間関係は、円滑に仕事を行うという目的のためにあるのであって、人間関係が目的ではないのだ。

それを仕事の人間関係で好き嫌いがどうとか、そんなことを気にするほうがおかしい。仕事で関わる他人は、初めからそんなことを考えるような対象ではないのである。
初めから、仕事をするための関係でしか無く、好き嫌いなど互いに関係ない関係でしかないのだ。

たまたま同じ職場になっただけの他人であり、合わないのは当たり前だ。
たまたま電車で隣の席に座った人と意気投合するだろうか?
その人と仲良くなるために電車に乗っているわけではない。
移動するという目的のために電車に乗ったのであって、たまたま隣にいる他人はなんの関係もない。

学校も同じだろう。
クラスの全員から好かれなければいけないなどと考えたことがあるだろうか?
そんなことが出来る奴はいないし、する意味もない。私も学生時代にそんな事は考えなかった。

それが社会人になると職場の人間関係では他人から好かれることが仕事にプラスであり、嫌われることはマイナスになるといった間違った認知を持ってしまい、気にするようになるのだろう。

しかしそれは間違いだ。

求められるレベルで仕事ができており、自分がルール違反をしていないなら、そこから追い出されることはないし、例え他人から嫌われようが脅威に感じる必要はない。

むしろ、仕事ができており、自ら問題やルール違反も起こしていない、マナーも守っているのにクビにしようとする会社があるなら、一刻も早くこちらから縁を切ったほうがよいのだ。
そんな会社に残っていても碌なことがないからだ。

職場の中には挨拶や一般的なマナーすら出来ない馬鹿も多い。彼らは単純に馬鹿なのである。
頭が悪いから「仕事のための」行動が出来ないだけである。

そんな馬鹿でもたまたま隣に来ることもある。
電車でたまたま隣に座るように。

仕事をする目的のために関わるのだから、そんな馬鹿は仕事上の最低限のマナーだけは合わせて、後は相手にする必要はない。

元々、自分の人生の幸福には関係ない人間だし、関わるメリットもない。
たまたま姿を見るだけの関係ない人なのである。
仕事で役に立つなら、それなりの対応を「仕事のために」すればいいだけである。

好き嫌いという判別もする必要はない。
仕事のための関係であって、他人がどうであろうと自分には関係のないことだからだ。
合わないなら相手にしなければいい。
もし、仕事に支障が出るような加害行動をするような人間がいれば、ルールに則って粛々と対処すればいいだけだ。
気にすべきは好き嫌いではなく「仕事にとって有益か不利益か」なのである。

そこに自分の感情をいちいち絡ませる必要はない。

「そんな冷たい人間になれない」

とあなたは思うだろうか?
なら、給料は出ないが職場の人に会いたいから仕事に行きたいと思いますか?
と問いたい。

そんな人はいないはずだ。
仕事の人間関係とは、お金を稼ぐためのものであり、その目的がなければ成立しないのだ。
たまたま気があって友人になることはあり得る。
しかし、それはとても稀なことだ。

それが分かれば仕事での人間関係に悩むこと自体が意味のないことだと理解できるだろう。
初めから個人間のパーソナルな関係など存在しないのだから。