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  数日前にある女性社員が退職した。一週間後にはタイへ飛び立つそうだ。初めてのアパート暮らしがタイになると嬉しそうに話してくれた。

  彼女は独学で日本のトップランクの大学に現役合格し、そのまま大学院まで進んだいわゆる「リケジョ」、その上英語も上級で他の言語にも精通している。

  今回はお給料が数分の一になるそうだが、タイでは暮らしていけるということであまり頓着していないようだった。

  一般的な常識からすれば無謀とも言えるが、日々人に出会うことが人生の目的と考えれば、どこの国であっても良いのかも知れない。

  外国人の社員達も同様に自由人が多いし、人生観が明らかに違う。日本人は一所懸命という言葉にも表れている様に仕事が人生そのものという価値観であるが、外国人は単なる生活の糧でさしたる思い入れも無いようだ。

  お金に対する感覚も違っている。彼らは基本的に全てを楽しむために使うことを考える。たとえ一時的に貯金や投資を行っても、その先に大きく使うことを考えている。しかし、日本人は節約や貯金が美徳の一つとされ、さしたる目的がなくせっせっと貯金し、禁欲的な生活を送ることが出来る。私もそうだ(笑)。

  どちらが良いというものでも無いが、彼らは特に我々に影響を受けることは無さそうだが、我々にとってはオプションとなるだろう。

  自由度という点で日本を現在と捉えるなら、他のアジアやアフリカは過去に当たるだろうし、欧米特に北欧あたりが未来となるのではないか。

  全ての国のあらゆる事象を眺めながら、さてどっちに進もうか考えたら良い。彼女は過去を選んだ。さあ、私はどちらに進もうか(笑)?

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