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  オフィスの部下がドアをノックし、満面の笑顔で「珍しいお客様ですよ」という感じの報告をするやいなや、入って来たのはグループの代表社長であった。

「ラスベガスジョークか!」
部下はラスベガスのとある大学出身だ。
筋トレの最中だったらみっともないので、次からはせめて内線電話で連絡してくれと後から頼む。


  グループ代表と言っても、私より3歳年上で、かつては同じプロジェクトで仕事した仲だ。その後、一時的には私が上の立場になったりしたが、現在は彼がグループのトップに収まっている。

  様々情報共有出来て有意義な時間であったが、かつて30代で現場を駆け回っていた二人が今ではグループ上層部として還暦への階段を登っていることに隔世の感を覚えた。

  学は成ったかわからないが、少年はとにかく老いる。せめて悔いのない、悔いの少ない老い方を社員達には勧めてやりたいものだ。

  


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