部下あっての上司

オーストラリア人の社員が新築一戸建て住宅を購入したと報告してくれた。つい最近までローンについて相談を受けていたが、あっという間の決断だった。誇らしそうに家の写真を見せる彼の姿を純粋に嬉しく感じ、益々会社を良くしたいと強く思った。

部下あっての上司である。部下のミスに腹を立てる人もいるが、部下が全て優秀であれば、上司の存在理由はないのだ。上司たるもの、顧客だけでなく、部下の立場になりきって考えることも大切だ。

直接的には今までに数百人の部下と関わってきたが、部下の問題を我が事の様にとらえることで、様々なことを学んだ。仕事上の悩みは日常茶飯事として、重大な病気にかかる者、家族の問題、金銭の問題、親身に考えると自分自身にとってもかなりのダメージとなるものだ。

しかし、そういう気概がない方は管理職になることはおすすめしない。確かに給料は高くなるが、そんな個人的な事情で適性がない方がその立場になることは多くの方々の人生に悪影響が及ぶからだ。