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  あと数日で新しい期がスタートするが、ようやくまともに商売が出来そうな布陣になったとしみじみ感じている。

  前任の代表から引き継いだ際は、社員を上位2割、真ん中6割、下位2割と分けた場合、あまりにもレベルの低い下位2割に真ん中の6割が引っ張られており、組織として死に体であった。

  そんな中でも業績の立て直しを求められたが、業績の急回復の大部分はファイナンスや取引先との折衝が中心で、本業はギリギリ現状維持を図りながら、組織の刷新に終始した。

  そんなことになった原因は業務の性質上、英語のスキルを持ち合わせた人材が集められた訳だが、その中でビジネススキルというより、日本人としての常識さえ持ち合わせていない層が多かったのだ。

  計画的に下位の2割層を排出し、かつ上位2割のスタープレイヤーの輩出を目指した結果、上位2割が真ん中6割を引っ張る理想型になっている。

  かつては企業の目的は利潤の追求と聞いても「何のことですか?」という様子であったが、今の社員は利潤の追求の中に、私達の取り組み、顧客の満足、そして、私達やその家族の幸せが全て包含されるということが分かっているはずだ。

  理想のサービスも会社もビジネスで勝ってこそだ。経営という土台が無ければ、どんな理想も社員の幸せも海の藻屑となるのだ。

  事業の責任者としては、ものにならない事業なら中止、解散という決断をせざるを得ない。社員にはそれがどれだけ自身の可能性を狭めることか想像はつかないであろう。

  そうならない様に末端まで商魂を行き渡らせ、後発ながら圧倒的に強い、業界のレジェンドとなってみせる!


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