背丈も一緒で、血液型も一緒

考える事もやる事も全てが一緒の、まるで分身のような鬼嫁２号さん

互いにイラだし、細かい事は大嫌い

そんな2号さんと知り合ってもう20年以上が経ちました

毎月一緒に山に登り、共に汗を流し共に絶景を見て

たくさんの経験を積みながら、多くの山々を登頂してきました

そんな元気いっぱいだった2号さん

実は1月末から体調を崩し

治療の為、１ヶ月間の入院生活を送っていたんです

あんなに元気だったし、１月も一緒に雪山登山を楽しんだばかり

一体どこが悪いのか・・・・あたしは心配でなりませんでした

お見舞いにも行きたい気持ちはあったものの

病院のベッドで点滴治療をしてる姿をみたら

あたしは耐えられなくなってきっと泣く・・・・

なのでお見舞いすら行くことができませんでした

それでも入院生活を少しでも楽しく過ごせるよう

入浴グッズや雑誌やその他もろもろを、2号さんの旦那さんに託し

病院に持って行ってもらっていました

後は毎日のようにラインのやりとりをして

病状の報告を聞いたり、今日は何の治療をしたのか

何をして過ごしたのか等、会いたい気持ちをグッと堪え

とにかく1日でも早い回復を祈り続けました

そして入院から１ヶ月が経過した昨日の午後

突然お店の扉が開き

そこに姿を現したのは、元気な姿で笑顔を向ける

2号さんの姿がぁぁーーーっ

【退院しました～　サプライズで来ちゃった～】

あたしは言葉を失い、彼女を抱き締めました

言葉なんかでないよ・・・・・

もう涙で震えて言葉が出てこない

退院はも少し先だとばかり思っていたあたしを驚かそうと

旦那さんと一緒にお店まで来てくれたんです

何ひとつ変わらず、ちょっと白髪が目立つくらいで

後は今までと何も変わっていない彼女の姿に安堵し

もう顔を見ては抱きしめ、

また顔を見ては号泣・・・・

彼女の頭を撫でながら

【よく頑張ったね】

と、声をかけるのが精一杯でした

両手には抱えきれない程、大量のおはぎとビール

【色々とご心配おかけしました】　と涙越しながらも

とっても嬉しそうな笑みを浮かべていました

金曜日の夕方、治療を終え無事に退院

そして昨日の朝、おはぎを買った足でそのままお店へ

サプライズでやってきたと言う訳なんです

そんなサプライズ勘弁してよねぇーーっ

まだまだこっちはお仕事あるのに、アイメイクは台無し・・・・

でもメイクなんて、もはやどうでもいい

こうしてまた元気な姿を、

こんなにも早い段階で見れる事が

何よりも嬉しく思いました

まだまだ話したい事は山のようにあるけど

病み上がりの彼女の体調を気遣い、またゆっくり会う事を約束し

お客さんの施術中だったオーナーも手を止め

【元気に元気になって安心したよー

無理せんようにね】

と、短い会話を交わし旦那さんと帰って行きました

その後、ちょうど15分程空き時間があったので

早速頂いたおはぎを2人で噛み締めながら食べました

【いやぁホントに元気になって良かったし

まさか本人がここへ来るなんて思ってもなかったし

もぉ泣かずにはおれんかったわぁ】

と、また涙目でオーナーに声をかけると

【俺なんか、ソックリさんが

来たんかと思ったけーね】

と、互いに信じられない出来事に

驚きっぱなしでした

まだまだ治療は続きます

けど、薬の服用と定期検診さえすれば大丈夫

とりあえず自宅療養をしっかりとって

少しずつまた元の生活を取り戻せるよう

あたしは彼女を全面サポートします

そして彼女も宣言しました

【また山歩きができるよう体力つけるけんね】

と

今回の入院で4キロも痩せたらしいが

それはきっと登山で鍛えた筋力が落ちた証拠

桜の咲く頃にもなれば、登山はできなくても

一緒に宮島のお花見くらいは行けるよう

しっかり体力つけようね

辛くなったらオーナーがおんぶするから大丈夫

これからもあたしは、2号さんの分身として

やりたい事を一緒にやって達成感に浸り

行きたいとこに行って一緒に感動を分かち合い

一緒に年を重ねながら過ごしていきたいと願っています

親愛なる友よ

泣かすんじゃねぇーーーーよ

そして退院おめでとう

ダメじゃ思い出して涙腺崩壊ーーー

でも嬉し涙は、たくさん流してもいいよねっ

どうかゴソゴソし過ぎないよう自宅療養に専念しなよ～

号泣の再会