任意整理は、債務整理の中で最も低リスクで行えて、裁判所の介入なしにカード会社や消費者金融、銀行との直接交渉で解決できるからです。
裁判所が介入しないため、官報に名前が載ってしまう、自宅に書類が届いて家族にばれてしまう、住宅ローンやカーローンまで整理されてしまうのを回避できます。
このことから任意整理は、個人再生や自己破産に陥る前の水際対策として、多くの人に利用されてきました。
任意整理の場合、過払い金請求をしない限り、基本的に元金を減らせず、任意整理を行っても、最初に借りたお金と、手続きまでにかかった利息は払わなければりません。
例えば、100万円の借金を18％の金利で、2年間返済し続けた人が任意整理を行う場合、過払い金がなければ、最終的に136万円を返済することとなります。
借金額が大きすぎる場合、任意整理では対応できなくて、埼玉の債務整理も同様です。
任意整理では元金が減ることがないので、借金額が大きすぎる場合、手続き後の返済計画を組むことができません。
例えば、任意整理手続き開始時点で1000万円の借金がある場合、過払い金で返済額が大幅に減らない限り、3～5年の36回払いで、1000万円まるごと返済しなくてはなりません。
実現可能な返済計画とは言い難く、借金額の大きさによっては、他の任意整理の方が債務者のためになります。