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郡上特別支援学校における過労死について
委員長の内記です。
11年前の今日5月22日、24歳の若者が自ら命を絶ちました。
郡上特別支援学校の講師は、一年以上の長時間労働と上司のパワハラを受けていました。
亡くなる前日の夜、外出先で上司から電話で理不尽な強い叱責を受け、学校に戻った後に行方不明となり、翌日、関市板取の川浦渓谷で亡くなられました。
亡くなる6か月前の時間外勤務時間(遺族主張)の平均は70時間9分、自宅作業でも50時間48分
直近3ヶ月だけで見れば、89時間4分、自宅作業も49時間30分に及びます。
亡くなる前日の夜8時頃、同僚二人と食事をしているところに、上司から電話が入り12分間話したのち、一人、食事も残したまま代金を置いて学校に向かいました。
その後学校で仕事を続け、進路支援部の同僚講師に「僕は行き違いで上司の怒りをかってしまった。これから進路大変になると思うけど頑張ってね」と電話をかけた後、午後11時前に校舎を出て、自宅に帰ったのち午前3時過ぎに自宅を出られています。
毎年、御命日にこの場所に来ています。
郡上特別支援学校那比校舎の一角に、ご両親が植えた「ヤマボウシ」の花は、今年も綺麗にたくさん咲いていました。
ヤマボウシの花言葉は「友情」です。
子どもたちのため、一生懸命仕事をしていた講師の将来の夢が無くなってしまったこと、大切な息子さんをなくされたご両親のことを思うと本当にいたたまれません。
二度と郡上特支の事案のような過労死が起きてはいけません。
しかし、学校現場におけるパワハラによる相談は、職員組合に寄せられており、処分はこの3年続いている状況です。
残念ながら知事部局においても、職員組合に多数の相談があり、毎年パワハラによる処分が行われています。
引き続き、過労死防止対策等を岐阜県職員組合としてしっかりと取り組んでいきます。
2018年10月調停成立時の私の記事
第三者による調査報告書等
#郡上特別支援学校
#過労死