みなさん、こんにちは
グローバルキッズメソッド宝積寺店です
今日もブログを読んでいただきありがとうございます
今日は科学実験の日です
さっそくみんなの様子をのぞいてみましょう
おや、宿題に取り組んでいるのかな
いえいえ、これは実験記録をつけているんですね
今日の実験に使う物や注意点を書いてください
その後、みんなで予想しますよ
そういえば今日の実験を発表していませんでしたね
今日はなんと、
水があっという間に氷になる
というおどろきの実験をしますよ
まずはトレイに白い粉を入れましょう
次にきちんと量を計った水を入れます
粉が水に全て溶けるようにひたすらかき混ぜます
1人では大変なので、交代しながら混ぜましょう
みんなの協力で魔法の水が出来上がりました
みんなはまだこの水があっという間に氷になることを知りません
普通なら氷を作ることを伝えてその作業を行います
そしてすごいね~と終わるだけです
それだけでは学びになりません
宝積寺店では考えるということを大切にしています
というわけでみんなには
ここで魔法の水がどうなるのかを想像してもらいました
色が変わる、消えてなくなるなどたくさんの
予想がでてきましたよ
いいですね~
この後が楽しみです
魔法の水を電子レンジで加熱します
加熱したら今度は冷蔵庫で冷やしますよ
ここからしばらく待機します
魔法の水が冷めるまでスティッキーで楽しく指先のトレーニングです
サイコロを振って出た色と同じ色の棒を引き抜きます
倒してしまったらゲームオーバーです
みんながんばれー
じっくり観察してどの棒を抜くか考えています
観察することは大事ですね
順番を守って楽しく待ち時間を過ごしました
さあ、実験再開ですよ~
冷蔵庫から出した魔法の水に、溶かした白い粉と同じ物を指先に少しだけつけて
静かに指先を入れると
なんということでしょう
あっという間に氷になったではありませんか
更におどろくのが
この氷は冷たくないんですよ~
とても不思議な氷ですね
みんなもビックリ
ナイスリアクションです
それでは、あっという間に氷になる不思議な水の魔法をときましょう
まず、白い粉の正体は酢酸ナトリウムです
酢酸ナトリウムと水を混ぜ、酢酸ナトリウム水溶液を作りました
普通の水の場合は、
0℃より温度が低くなると固体(氷)になったり
0℃より温度が高くなると液体(水)になったりしますよね
酢酸ナトリウム水溶液は、℃がそのさかいになります
では、なぜ冷蔵庫で58℃より冷やしても液体のままだったのか・・・
そ、れ、は
液体が固体になるには、種結晶が発生する必要がありますが、
酢酸ナトリウム水溶液は、その種結晶が発生しません
だから、冷蔵庫で冷やしただけでは固まらなかったのですね
液体が固体になる温度を凝固点といいます
酢酸ナトリウム水溶液の凝固点は58℃ですが
その凝固点をこえても液体が固体にならないことを過冷却といいます
今回は、過冷却となっている酢酸ナトリウム水に
直接種結晶を入れることによって、氷るきっかけをつくってあげたのです
過冷却となっている酢酸ナトリウム水溶液は熱をため込んでいます
そこに、きっかけを加えられ、熱をはき出しながら氷になったため
あたたかい氷に変身したというわけです
このことを凝固熱といいます
リサイクルカイロにもこの原理が使われているんですよ
一度やっただけでは理解することは難しいかもしれませんが、
何度も繰り返すことで、少しずつ理解することができればと思います
またいつかやりましょうね