産後の骨盤矯正を成功に導く5つのポイント

4.ストレッチなどで関節の可動域を広げ柔軟性を有酸素運動による効果をさらに高める

 

ストレッチをして身体のバランスを良くしてからエクササイズする方法がおすすめです。 体調に問題がなければ、整体やマッサージの施術を受けて関節の可動域を広げる方法もいいですね。産後すぐ始めることもできるようですが、必ず事前に柔道整復師にご相談下さい。そういう意味でも1ヶ月検診が終わってからの方が安心と言えるでしょう。 託児所が設置されている、または子ども連れでもOKのところを利用すれば定期的に通うことができます。当院ではキッズスペースや子ども向けDVDなどを用意しており、お子さま連れでの施術も可能となっています。 

 

5.骨盤ベルトや産後用ガードルなどを着用する 

 

育児をしながら継続して運動することは、難しいママも多いでしょう。そんな場合は、骨盤ベルトや産後用ガードルなどがおすすめです。身に付けているだけで骨盤矯正の効果が期待できます。 産後2週間くらいから利用できるサポート力が緩やかなタイプもあります。あまりにも早い時期からサポート力が強いタイプを使用すると、逆に悪影響を及ぼす可能性も考えられます。産後1ヶ月ほどは、悪露(おろ)と呼ばれる子宮からの出血など、出産による影響が出やすい時期です。簡単だからと言って、焦ってすぐに始めないようにしましょう。 また、産後の時期や体調を見て緩めのタイプにするなど、適切な製品を選んでくださいね。 

 

ダイエットも?骨盤矯正による代表的な3つの効果 

 

骨盤矯正によって現れる効果は人それぞれですから、必ずしも全ての人に該当するわけではありませんが、一般的には次のような効果が期待できます。

 1.骨盤が正しい位置に戻ったことで体の筋肉が効率的に使えるようになり、歩きやすくなる

 2.体全体の血行が良くなる

 3.筋肉がついてくるので基礎代謝も上がり、消費カロリーが増え「痩せやすい身体」へと変化する

 

 産後、体型が戻らないと悩んでいるママにとって「痩せやすい身体」に変化する効果は嬉しいですよね。中には、骨盤矯正を始めて1週間で1〜2kgも体重が減ったというケースもあります。 産後ダイエット・産後リフォームと一緒に骨盤矯正を進めることで、さらに効率よくダイエットができるかもしれません。

このような場合は、柔道整復師などの専門家に相談しましょう

このような場合は、柔道整復師などの専門家に相談しましょう

腰痛や恥骨周辺の痛みが酷い場合は、産後すぐに骨盤矯正を開始した方がいいケースもあるので注意しましょう。こういった症状は、出産前から骨盤に歪みがある人に多く見られます。骨盤のじん帯や筋肉がもともと弱い状態から、リラキシンの影響で更に緩んでしまうことで起こると考えられています。 

 

*痛みのせいで仰向けに寝られない 

*長時間イスに座れない

 *洗顔時に身体を屈められない 

 

このような症状がある場合は、「仙腸(せんちょう)関節の機能障害」の可能性があります。 また、 

 

*恥骨や下腹部、腰や足などの痛みがひどく、前向きに歩けない

 *寝返りがうてないほど身体が痛い 

*階段の上り下りができない 

 

などの症状がある場合は「恥骨結合離開(ちこつけつごうりかい)」の可能性があります。 こうした症状がある方は、柔道整復師に相談してみましょう

 

 ・骨盤の歪みをそのままにしていると様々な悪影響が! 

「2人目も産みたいから、骨盤矯正はその後でもいいのでは?」と考えているママもいらっしゃるかもしれません。しかし、逆にそういう方にこそ骨盤矯正をおすすめしたいです。 なぜなら、1人目出産後に骨盤の歪みを整えたところ、2人目妊娠中の疲れが軽くなり、安産へとつながったというケースもあるからです。また、骨盤の歪みが2人目不妊の原因となる可能性もないとは言えません。 骨盤の歪みをそのままにしていると、次のような症状が出てくる可能性があります。

 

*冷えやむくみが悪化した(血流やリンパの流れが悪くなるため) 

*ダイエットしても効果がない(産後の筋力低下により、脂肪燃焼の効率が下がるため) 

*腰、股関節やそけい部※に痛みがある 

*尿漏れ(骨盤底筋※のゆるみによって起こる) 

*身体のラインが崩れる 

*筋肉の動きが変わる 

*2人目不妊など婦人科系のトラブル など

 ※「そけい部(鼠径部)」は、両足の付け根の部分です。

 

昔のお笑いネタ「コマネチ」で手をあてる辺り、というとわかりやすいかもしれません。

 ※「骨盤底筋」とは、骨盤の底にある筋肉やじん帯の総称です。 

 

焦らず体調を見ながら骨盤矯正に取り組みましょう 骨盤矯正をするメリットは大きいものですが、焦って産後すぐに骨盤矯正を始めないようにしてください。かえって身体に悪影響を及ぼす可能性もあります。 マッサージ・整体、骨盤ベルト、ストレッチなど様々な方法がありますが、どちらも必ず事前に柔道整復師にご相談の上、開始するようにしましょう。 接骨院がくでは柔道整復師による骨盤矯正を行っていますので、ぜひ1度ご相談にいらしてください。 出産時には沢山のエネルギーを使うため、出産後の身体はダメージを受けている状態です。産後1ヶ月ほどは決して無理をしないようにしましょう。 産後2ヶ月以降も、整体やヨガなどで外出する際には、めまい・動悸などに注意が必要です。身体の様子を見つつ、気をつけて骨盤矯正に取り組みましょうね。