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 女が強くなったと言われて久しい。しかし僕は、こういう意見を聞くたびに妙な違和感を感じてしまう。女性たちを見ていても、真の強い人間から感じる頼もしさとか余裕は、あまり感じないからだ。というより逆に、弱い人間から感じる頼りなさとかずるさを感じることが多い。



 はっきり言ってしまえば、女性たちが強くなったなどということは、ほとんどないのだ。そもそも男も女も、昔の人のほうがはるかに強いだろう。



 現代の女性たちは、攻撃的で驕慢になっただけであり、それが一見彼女たちを強く見せているだけなのだ。そういった人間に人はたいてい圧倒されてしまうものだし、また強い人間だと勘違いされてしまうものなのだ。



 そしてこの女性の攻撃的な態度、驕慢なふるまいは、たいてい<女の甘え>に裏打ちされている。



 かつて、こんなことがテレビで放映されていた。



 若い恋人同士がケンカをし、女の子が男を罵倒し、バックを投げつけて帰ってしまったのだ。いかにも今時の女の子がやりそうなことであり、また現代女性の男に対する態度の、一典型といっていいだろう。



 そしてこれを見たコメンテーターたちが、一様に<今時の女の子たちは強いねぇ・・・>などと言うのだ。



 僕はなんてバカな事を言うのだろうと、あきれてしまった。これこそ女は弱いということそのものの表現だとしか、思えなかったからだ。



 女が男に対してこういった乱暴な振る舞いをするとき、必ず根底に<女の甘え>がある。<男なんだから、女のわがままくらい受け入れてよ>というわけだ。これが、女は弱く卑小であり、男は強く大きくあるべきという、伝統的な男尊女卑の感覚であることは、いうまでもない。



 ここには、人間として自分がやったことの責任をそのまま引き受ける、という男ならどんなつまらない男でも必ず少しは持っている覚悟のようなものが、ほとんど無い。 



 そして、女はこの<女の甘え>があるからこそ、安心して男に突っかかっていけるのであり、また男たちも同様の感覚を持っているからこそ、しぶしぶながらこういったうんざりするような女のデタラメを受け入れてやっているわけだ。だから男たちは、同姓の男たちが同じことをやったら、ただでは済まさない。



 女たちにしても、こういう乱暴をけっして同姓の女たちにはやらない。同姓の女には<女の甘え>など通用しないことを、知り抜いているからだ。だから女は女に対して、過剰なまでに気を使うのである。



 

 要は殴る女も殴られる男も、やっていることだけは逆転しているが、表現している価値観は男は強く女は弱い、という一昔前の伝統的な男尊女卑にすぎず、男女共に内面的には何も変わっていないということを、示しているのである。



 つまり女は弱いということを、女たちが自ら演じて見せているわけだ。というより、女たちは弱者としてふるまうことにより、成長し、強くなることを自ら阻害してしまっている、ともいえるのかもしれない。





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僕は、今時の女の子たちのふるまいは、本当にひどいと思う。信じられないほどつけあがっていて、偉そうな物言い、配慮の無いふるまい、厚かましい態度を平気でとる。もちろんすべての女性がそうなのではないが、こういう女性が異様に増えているのは確かだ。



そして、やはりこういった現代女性の驕慢さの根底にあるのは、<女の甘え>なのだ。女だから許されると思って、人をバカにしたようなふるまいを平気でしているわけだ。




 フェミニストたちは、女たちは、女だからということで差別を、蔑視をするなと声高に主張する。制度的な差別をするなというのは、まったく正しい。能力がある人間を性別で差別してはいけないというのは、誰にでもわかる道理だ。



 しかし、少しも女をバカにした物言いは許さぬ、という極端さはどうだろう。



 <おっさん>という少し軽蔑した言い方がある。これは、中年男性のもつ女性に対する差別感、粗野で下品な態度が、こういった侮蔑的な表現となって表れたものだ。 



 これは女性たちもさかんに言うし、まったく正しいことだと思う。<おっさん>たちが軽蔑すべきふるまいをしている以上、その分侮蔑され、揶揄されるのは当然のことでしかないからだ。



 であるならば、女性たちはどうだろう。現代ほど女性たちの態度が悪く、人をバカにした奴の多い時代は無い。そしてそれは、たいてい<女の甘え>に裏打ちされている。



 正直、女だから許されると思って偉そうな態度をとっている今時の女性たちを見ると、心の底から軽蔑感が湧き上がってくるのを、どうすることもできない。これは男なら、いや、女だって同じだろう。



 こういった女に対する軽蔑感が、少しは言葉やふるまいとなって表れ出ても、僕は仕方が無いのではないかと思う。少なくとも、やっきとなって攻撃するのは筋が通らない。



 女自身、女であることに甘え、軽蔑すべきふるまいをしているのだから、あるていどバカにされてしまうのは、致し方の無いことなのだ。



 というより僕は、今こそ男たちは大いに女たちをバカにしてやるべきだと思う。現代女性の驕慢さ、理性や客観性の乏しさ、そして女の甘えを批判し、揶揄してやるべきなのだ。



 人は、バカにされると思えばこそ自らを正そうとするのだし、また男と女が対等ならば、これくらい許されるはずだ。



 要は、女性自身がまず自らのふるまいを正さなければ、真に女性が尊敬される時代など、こないのではないだろうかということを僕は言いたいのだ。



 女性の自立とは、女性たち自身の意識から始まる。しかし、それがきちんとなされているのかと言えば、大いに疑問だ。




まあ、こう言っても、フェミニストたちは相も変わらず女をバカにするなとわめきつつ”けるだけなのにちがいない。彼女たち自身、女の甘えから抜け切っていないだろうからだ。



 女性の自立を声高に叫ぶフェミニスト自身からすら、女性の自立は始まっていない、というほとんど喜劇のような状況に、この国はある。



 しかしまあ、人間の変化の速度などこのくらいで当然だろうと、保守の僕は思うのである。






 




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