車中泊で凍死
昔、真冬のスキー場で宿も取らずに友達と
車中泊したことがある。
まあ宿はなんとかなるべ~と思ってスキー場に行ったものの…
宿に泊まる金がないというお粗末なパターンで…
軽い気持ちで車中泊するか~となった。
車のエンジンかけていたら、なんとかなるだろ~ってな感じで
実際なんとかなっていた。(笑)
が…
ガソリンが底をつきかけている事に気付き
ガソリンスタンドを探すも…
夜中やっているとこがなく…いきなりピンチに陥る。
今なら携帯で簡単に探す事ができるだろうが…今から20年以上前の話だから
下手に動けば、洒落にならない事になる。
そこで我々の取った行動は
開いてないガソリンスタンドの給油をすぐできる状態で…燃料がつきるまでエンジンをかけ続けた。
そのうち燃料が尽きる…
たしか深夜2時くらい…
外気温は-15℃以下だったはず。
車内はあっという間に外気温と変わらない温度に…
幸いスキーに来ていたので、スキーウェアはあった…しかし-15℃には太刀打ちできなくて特に足が半端なく寒い。
そこでウェアの上にありったけの衣類を着てとどめには、足にスキーグローブを履き、見た目はモコモコのペンギン🐧状態で
死ぬことを覚悟で寝た。(笑)
それから何時間経っただろう…
まわりの騒がしさで一瞬目が覚めた。
ガソリンスタンドのスタッフが車の窓を叩きながら…
大丈夫ですか❗
一見、大丈夫なわけがない(笑)
外から見れば、霜で中は見えないし…(笑)
そこでガソリンスタンドに私たちが言ったひと言…
あと一時間
寝かせて下さい
ガソリンスタンドのスタッフは…あきれながらも寝かしてくれた。(笑)
このとき一緒にいた友達は今、
立派な経営者となってる。
この会社の社長をやっている。
このとき凍死していたら、この会社はない(笑)
今日の寒さでそんなことを思い出した。(笑)