パイロット適性 | 飛行機乗り★とんぼのアメブロ

パイロット適性

パイロット適性とはバランスが重要で不可がないこと



これが簡単な回答になるような気がする。



例えば身体的に遠視力以外は全て高水準な



能力を持ち合わせていたとしても



遠視力が最低基準以下ならば



その時点で航空身体検査が通らずパイロットには



なれない…。



パイロット不足という事もあり



かなり視力に関する基準が緩和されて来たのは



パイロットを目指す多くの人はご存じなはず。



でも、視力の善し悪しはフライトに大きく影響する科目もある。



フォーメーションやACMは遠視力が良い者が有利。



私も若い頃は相当目が良くて



2.0以上がなかったから2.0だっただけで



ちゃんと測れたら3.0以上はゆうにあった。



例えば空中集合なんかのジョインナップでも



バンクを入れた瞬間に、リーダー機の



形状がクッキリハッキリ見えたので、機位の修整が早く



ほとんどずれる事はなかった。




目が悪いとどうしてもリファレンスポイントの



ズレを認識するのが遅れて



大きな修整が必要となる。



本当にブルーインパルスやファイターなんかを目指す若者は



目に対する配慮を最大限にされるべきと思う。




視力の基準は私らの時代で遠視力1.0以上となってたが



航空学生では実際のところ1.2はないと厳しかったようだ。



坂井三郎氏もアメリカのレジェンドパイロットの



チャック・イエガー氏も抜群に視力が良かったという。



私の尊敬する大先輩でも



F-4のレーダーレンジを超えたところで



敵機を捕らえたりしている。(笑)



あと意外に引っ掛かるのが聴力。



ヘッドホンなどを使い大音量で音楽を聴くのは



やめた方が良い。



聴力のある周波数の欠損につながるようだ。



スポーツをやり過ぎて、スポーツ心臓になったりしても



心電図でひっかかりアウトになったりする。



何事もやり過ぎは禁物である。



それとこれは超個人的な意見。



自衛隊のパイロットを目指すものが



人権侵害とか教官の指導方法に難くせつける



ようであれば



他のパイロットは勤まっても、自衛隊パイロットは勤まらない。




理由は簡単。




戦闘機パイロットが



もし実弾が飛び交うなかで人権うんぬん



いい始めたら、どうなるか?



パイロットでなくても



自衛官や警察、消防、海上保安庁を目指す人は



小難しい自分の権利を主張する人には向かない。



いざとなったら盾になることが当たり前の世界。



生活の安定の為に選ぶ職域では最初からないことを



肝に命じた上で目指して欲しいものだ。




これは私個人の意見であり、部隊のエライ人や




政治家がどう思うかは関係ない。




こんなのが混じったら、落とす必要のない



命を落とす人が出てくる。



それと途中で辞める事にもなる。



それなら、志しが高く素直な人間に最初から道をゆずるべきではないだろうか?



心底思う。



今回はちょいと厳しいお話でした。(笑)