同期会② | 飛行機乗り★とんぼのアメブロ

同期会②

一次会が終わり二次会会場には



ホテルのバスに移動。



たまたま、その日は防府踊りで



30期下の後輩がその打上をやってる会場に



乱入に近い感じで…雪崩れ込んだ。



若き航空学生にとっては



多分おじいちゃんみたいな年齢に見えた



だろうけど、敬意をはらってくれて



酔っぱらいの話をちゃんと聞いてくれた。



まあ、学生隊長がいたら緊張するのは



間違いない。



我々42期の時の学生隊長は



マルヨンに乗られていた



航学一桁期の大先輩で…



入隊したばかりの我々を集めて



航空学生を3ヶ月頑張る事ができれば



どこでも通用するという話しと



ファイターになる気がない奴は



今すぐ辞めろ!という話をされた。



基本的にあの当時は浜松で



ウイングマークを取り



ファイターの道を進んでからでないと



救難や輸空に行くことができない時代で



41期の先輩には、それを聞いて



辞めた人もいたらしい。



その時代が良かった学生もいれば



今のようなT-7から振り分けられて



進む進路が良い学生もいるだろう…



私より遥かに昔の先輩になると



全員が、救難、フライトコース教官、



ナビゲーターだけという期も



あったらしい。



話は同期会に戻るが…



72期の学生からみたら



入隊式前は航空学生に合格した所で



パイロットになれると



思ったに違いないが



やっと夏休暇直前までたどり着き



本当に飛行機に乗れる日が



来るんだろうか?と不安に思っているに



違いないが…



まぎれもなく我々の同期も誰一人として



航空学生時代にはパイロットに



必ずなれると確信を持っていた学生は



いない。



でも、諦めず毎日頑張り



その努力を継続し続けたものだけが



ウイングマークを取り



様々な機種のスペシャリストとして



この場にいるんだよという事を伝えた。



学生からみたら



アグレスにいて日本で2番目に



4000時間を越えたイーグルドライバーや



ブルーインパルスの元飛行隊長



F-2の元飛行隊長などの話は



刺激的だったに違いない。



でも、そんな彼らでさえも必ずしも



順風満帆ではなく



何度ももうダメかもしれないという



時を乗り越えてやってきたんだよ



という事を途中で辞めてしまった



私だからこそ出来る話だと思い



伝えたつもりだ。



この年になって思うこと…



継続は力なり…



これに尽きる。



同期にも絶対辞めるなよ❗



と言いながら、励ましていたことが



多かった私が辞めているんだから



世話ないが(笑)





天性的に操縦が上手い



とかよりも



コツコツと継続した努力をし



諦めない心を持つ者にこそ



道は開ける。



私はそう思う。



同期の中で、エリミネートされて



新しい道で20年間必死で学び働いた



Tは今、年商6億の会社社長をやっている。



Hは自動車業界で取れる限りの資格をとり



やはり社長をやっており



飛行機を所有している。



辞めても大活躍している同期も多く



遅れを取っている私も



同期に負けないよう、恥ずかしい生き方を



しないよう頑張らねば!と



再認識するのに最高の機会を得た。



もう若くはないが



諦めなければ道は開ける…



誰が何を言おうがそう信じている。



出来ることなら



キラキラした72期航空学生



諸官のような目を



人生最後のその日まで



いれたらな…



そんな想いを持たせてもらった。



最高の同期会だった。



忙しい職務の中、この同期会を



セットアップしてくれた



期生会長のTを始め



みんなにこの場を借りてお礼を言いたい。



本当にありがとう❗



最後に眠いだろうに、AM3時過ぎまで



飲みを付き合ってくれたみんなにも



感謝の気持ちを伝えたい。



本当にありがとう。