時々、妹のK子から電話があります。
おしゃべりの合間に私が尋ねる。
「おひめさまのご機嫌いかが? 」
その日によって、返事はいろいろ。
「また、落ちこんどる。こっちまで、憂鬱」
一通り聞いて、ねぎらいます。
「今日は、ごきげんうるわしいよ。晩御飯も、まあまあ食べた」
「よかった。やれやれ(^-^)」
そうなのです。私の実家には、姫さま、それも、眠り姫が住んでいるのです。
姫さまとは、母のこと。
そして姫さまの相棒は、
水戸黄門を観る・・・
ピンクの携帯。
ほとんどの時間をベッドの上で過ごすので、
床ずれ防止の脚枕
そして、これ。
>>>>ポータブルトイレ<<<<・ 画像はあるけど、削除。
だれですか?げげっ!なんて言ったのは。あなただって、いつかは、お世話になるかもしれない相棒ですよ~。
このように、母の相棒はたくさんありますが、なんといっても、一番の相棒は、この人。
父です。
これは、まだ若い頃の写真。私に長男が生まれたときの。
この頃の父は、家のことは何にもできませんでした。
母の体が弱ってから、家事全般をこなすようになり、中心になって介護にあたってくれています。
二世帯住宅で同居している妹は、仕事に行く前に実家のお掃除と母の汚物の片づけ、
休日にちょくちょく覗くこと、
お総菜もよく差し入れしています。
私は、平日の様子見と、病院の付添、介護センターとか、お医者さんとのやりとりや手配など、
対外的なことの取次。
3人が、暗黙のうちにできることをローテーションを組んでいます。
といっても、何と言っても父が一番大変。その次が、妹。私は、家が離れていることもあって、三番目に大変・・・かな?
次から少し父と母のことを書いていきます。