SMプレイの初級と中級の異同


SMプレイのエッセンスは拘束にあるということが分かると、初級と中級に質的な差はないということがたちどころに分かるはずです。初級でも中級でも同じように拘束が条件です。ただ、嬲りの程度は自ずと違ってきます。初級では、女性に不安を抱かせないように、怖がらせないようにということにエネルギーの大半を費やします。

なぜなら、もし女性が不安や恐怖を感じてしまったら、SMプレイ の入り口の所で拒否反応が起きてしまうからです。けれども、中級になってくると、そうした初期の拒否反応の心配はありません。

 

その代わりにムードを盛り上げる、それなりの工夫が必要になります。特に女性は、この段では、官能的快楽の追求という面で、かなり貪欲になっていますので、その期待を満足させるだけの準備と工夫が必要です。もちろん、この段階でも、いたずらに不安や恐怖心を煽り立てるのは逆効果ですが、必要に応じて、女性の好奇心や期待感をうまく使いながら、官能を高めていかなければなりません。