我が最後の夏休み

我が最後の夏休み

ワールドジャーニーの記録を綴りたいと思います。
世界の山をトレッキングしたり、バイクで大陸横断したり、時には民族のお家にお泊りします。
ごめんなさい、9割はアジアです。厳密に言うと東南アジアです。
旅の面白さを知っていただけたら幸いです。

Amebaでブログを始めよう!
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"I wanna kiss you."

不意だった。

彼女は顔を近づけてきて、

僕の鼓動は高鳴った。













部屋はまだ薄暗い。

窓には鳥肌のような雨粒がつき、重くなった水玉が夏の虫みたいにゆっくり下へ垂れていた。

夜のうちに雨が降ったようだ。



昨日、フィリピン航空機が空港に降り立ったのは、予定より1時間ほど遅れて午後5時半を少し廻った頃だった。


シンガポールの光と闇を見た僕らは、フィリピンの田舎町バコロドへ移動してきた。

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僕はコンベンションプラザという、語学学校と一体になっているホテルに何日か滞在した。

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シンガポールも湿気の多いねっとりとした暑さだったが、バコロドの暑さはそれよりさらに重く粘り気があるようだった。


そこには楽園があると聞かされていた。


それがどのような種類の楽園なのかは定かではなかったが、

実際に数日過ごしてみて、日本の何分の一かの金で楽に暮らすことができるという話は嘘ではなかった。




この先の進路でベトナム、もしくは香港に向かうか迷っていたが、ここの居心地の良さゆえ、


その迷いを宙吊りにしたままバコロドにとどまり、その日その日を無為に過ごしていた。

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ある夜、ホテルの語学学校で出会った日本人たちと地元の若者というより留学生が集まるMO2 ICEというクラブに行った。


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だが中に入ると99.9パーセント、地元っ子たちで埋めつくされていた。

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彼らが僕らを見る目は、まるで初めて上野動物園にパンダがやって来たときのそれだった。


僕らは構わず酒を飲み、踊り、酔いを身体の隅々までまわらせた。



そのとき、すぐ横にいたグループのうちの1人が一緒に写真を撮ってくれと願いでてきた。


快く承諾すると、堰を切ったように周りも写真をお願いしてきた。


実にクラブのレーザー光に負けないくらいの量のフラッシュを浴びた。



あのときの僕らは間違いなく、カンカン•ランランに匹敵、
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あるいはフィリピンのキムタクくらいの人気を博していた。






"Hi, what's your name?"

"You are beautiful."



二言目にはこうだった。

英語ではなんでも言えた。


一見、プレイボーイなイタリア人風のトーク力と思うかもしれないが、





ただ話の切り込み方に関する英語のボキャブラリーが乏しかっただけである。





時計は3時を回っていた。






"Hey!"


クラブを出たとき、後ろから声がした。



"Hey, Where do you stay?"

繰り返された言葉が私に向けられたものだということに気づいて、初めて後を振り向いた。


すると、そこには最初に写真撮影を切り出してきたあの女性が、ぽつんと立っていた。


チェック柄の半袖シャツにコットンのスカートを履いていた。大人びた顔立ちをしていて情熱的な大きな瞳をもっていた。名はジェシー。




"You look like ex-boyfriend."


"Really? Thank you"


なにもしゃべらない時間もあったが、言葉はいらなかった。


 



いや、ただ意味不明な会話が行われてただけだったのかもしれない。




静かな街のネオンが僕を冷静にさせてくれた。
涼しい空気が流れた。






"I wanna kiss you."

不意だった。

顔を近づけてきて、

僕の鼓動は高鳴った。


僕は彼女を見て唇を探した。





再び場を沈黙が包んだ。


まるで世界中の細かい雨が世界中の芝生に振っているような、
そんな沈黙が続いた。



僕はふと今日の月は満月に近く、

とても綺麗だったことを思い出した。




"You are shy."

唇がそう言った。

彼女は手を握ってきた。


彼女の言葉の中にこもっている不思議に優しい響きが、私を混乱させた。



気付けばコンベンションプラザの前で僕らを乗せたリキシャは停まっていた。


軽く挨拶を交わし、リキシャは彼女を乗せて走って行った。



辺りは少し明るく、空を見上げるともう月は見えなかった。




....





あ、語弊あった!!!



“彼女”やなくて“彼”やった!


いや、もっと正確には“おっさん”やったわ!!



確かにクラブで女性と会話してたけど何事もなく出て、そのあと道歩いてたら、おっさんにキスされたんやったわ!


しかも3夜連続で!!


もちろん唇なんか探してませんからね!!!




僕、タイのバンコクでもバコロド出身の人に会ったんやけど、彼ももれなくゲイでした。



ちょ、バコロドってゲイの世界最大産出地域なん?





世界には色んな人がいるんで、そういう人の存在を僕は否定はしません。


ただね、ひとつだけ許せないことがあります。







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なんで、よりによって今日がバレンタインなん!?

せっかくエジプトに来たので、エジプトらしいことをしようと思いました。



ですので、







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朝起きてずっとYouTubeで少女時代のPV見てました。YouTubeがオススメしてくれる動画も全て見終わりました。



いやいや、これじゃいかんよ!!

ニートの鑑みたいな生活やん!!

こんなん福岡おってもできることやし!!




反省した僕は、







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とりあえず洗濯をして




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優雅なティータイムを楽しみました。





いやいや、さすがにまずいって!!

これじゃ、昼下がりの主婦やん!!

もう夜にかけよう!夜はエジプトらしいことするんや!!




そして夜、宿の仲間で夕飯をつくることに。
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自慢になって申し訳ないですが、料理に関しては、もこみちと張るくらいの腕前の僕。


頑張りましたよ、ニンニクの皮剥き。



どんなエジプト飯ができるのか期待に胸が高まる。



そして、ついに完成!!






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ミートソーススパゲティ!!



とまあ、ガチでこれが僕のエジプト生活の全貌です。


初日にピラミッド見て満足してしまい、残りの日々はコンビニ行くくらいしか外出てません。

もはやクララなみの歩行力です。



これでは、あまりにもひど過ぎる内容なので、

最後に今後エジプト行く方のために有益な情報を伝えたいと思います。






1.とにかくエジプト人めっちゃ気さく



泊まる宿の場所がわからなかったんで、そこにいた二人の青年に道を尋ねたんですよ。


場所知ってるかなぁ?言語通じるかなぁ?って不安だったんですけど、




彼らは言いました。








「まず僕たちの写真を撮ってくれたら教えるよ。」





なんで?!おかしいやろ!!

しかも無駄にポーズ決めとるし!!



ちなみに、3回も撮り直しさせられたからね!!

それで撮った画像見せたら、めっちゃ満足そうにしてたし!!




あ、でもすいません。


道を尋ねたら条件として写真撮影をせがまれる。


これは日本でもあるあるでしたね。


次いきましょう!!




2.英語も通じなければ、アラビア語も通じない


ネットで、エジプトはあまり英語も通じないと聞いていた僕は、


アラビア語の使える重要な質問をいくつか

覚えていくことにしました。


緊急時すぐ伝えることができるし、なによりエジプトの方々と早く打ち解けるためにもその方がいいと判断したからです。



早速、タクシーに乗り込むときに使う場面きました。


満を持して言い放つ!





ラウ サマット アワッシルニィー リハッタ イルアインワーン!!!(この住所まで連れて行って下さい)









全く通じませんでした。


区切る場所も音の高低も一切わからんし。


素人にアラビア語は、あまりにも難易度が高すぎて使えません。



ドラクエでいったら、マダンテ


ハリー・ポッターでいったら、エクスペクト・パトローナスです。


初心者には到底、繰り出すことができません。



正しい発音の仕方は、ハーマイオニーに聞いてください。



ちなみに、空港に向かう際、バス停にいた人に行き方聞いたんですけど、

初めてですよ。

「airport」が通じなくて、両手を垂直に広げて飛行機のジェスチャーしたの。




3.空港のタクシー運転手おもろすぎる


これが1番話したい内容なんですけど、
今からクイディッチの練習があるんで次回にさせてください。すいません!!


お詫びに、宿からの素晴らしいエジプトの景観をお見せしたいと思います。

この景色を見て毎日ティーを嗜んでました。



では感動を共有しましょう!!!








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旅先でのアクシデントも過ぎてみれば、甘酸っぱい思い出となる。


我が最後の夏休み

ドバイにて毎日の空港泊で風呂に入れず、身体を酸っぱくさせた僕はエジプトへ向かった。


理由は、せっかく中東まで来たんだし、アフリカまで行ってみるか、


トイレ借りにコンビニ寄ったついでに、なにか買うか、くらいのモチベーションです。


風呂も入りたいし、ちょっとピラミッドも見たいしね!



空港着いた瞬間、そしてピラミッドに向かうまで何度も騙されまくったんですが、

それはおいおい話すとして、今日はピラミッドで騙されたお話をしたいと思います。


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ピラミッド付近ならびに敷地内は悪い人しかいない、と現地のエジプト人が言うほど

みんな色んな手を使って騙してきます。


その酷い手口を美しい写真とともにお送りしたいと思います。



①「これはプレゼントだから受け取ってくれ」

そう言って、こっちが貰ったら後からお金を請求するパターン


入場してすぐ、こういう奴らがたくさん寄ってきます。


僕ネットで、この類の騙しがあることを知ってたので、きたか!って感じで内心ニヤリとしてました。


そのプレゼントは頭に巻くアラビアンな布だったんですが、


まさか袋も破って強引に頭に巻いてくるとまでは予想していませんでした。



そして向こうの言い分としては”こっちがプレゼントしたんだからお前もプレゼントしろ”です。


完全にプレゼントの定義を無視しています。



「ヒャーエン、ヒャーエン」

そう彼がずっと連呼して離れないから、なんのことかと思ってたら


「100円をくれ」とのことで、請求するには額低すぎなので渡しました。


本来は、完全無視で問題ありません。



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②「私は警察に許可をもらった公式のラクダ使いだ」

そういって許可証まで見せ信じさせるパターン。


許可証といってもアラビア語で何て書いてるか一切わかりません。

多分、ただの免許証とかだと思います。


ここまでの道中で数えきれないくらい騙され、少し参ってた僕は信じちゃいました。



こいつとの具体的なやりとりを書きます。


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僕に付いてきてたウザイ客引きたちを追っ払い、許可証を見せてきたラクダ使い


「ちゃんと俺みたいに許可証を持ってないアイツらは騙すことしか考えてないから気をつけろ」

そんな忠告までしてくれる。


ピラミッドが1列に並んで見える、パノラマという地点で写真を撮るのがオススメということでそこ目指して歩く。


最初はずっと歩いてたんですが、

このポイントまで、まあまあ距離があるんで無料でいいからということでラクダに乗って移動する。


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7回くらい本当に無料かと、しつこく聞くが、


「お金はいらない。代わりに俺が日本に行って困ったとき助けてくれ、もう俺とお前はブラザーだ。」


そう言い、さらに写真もいっぱい撮ってあげる、とまで言ってくれる。



そしてパノラマに到着


と同時に、すぐさま撮影会が始まる。




「よーし、まず手始めに、つまんでみよっか、ピラミッド!」



あ~アレね、遠近法をうまく利用したアレね!



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「もう1枚いくよー!」


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「もうワンショットもらおう!」


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すべてのピラミッドをつまませられる。決して僕が希望したわけではない。


ラクダ使いは、プロのカメラマンのような目でシャッターを切り続ける。





「じゃあ、次はこのムチを持って空高くかざしてみようか!」


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「次、砂漠をバックにいってみよっ!気分はアラブの王子だよ!」


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従順に次々と指令通りのポーズを決める僕。


もうここまでで2、30枚くらいは撮ってるからね。

もちろん僕もプロ意識高いんで同じ表情を2度したりなどしない。


エジプトのサトエリとは僕のことですよ。





「エジプト人が写真のとき必ずするポーズあるんだ、それいってみよ!

左手を挙げて、右手は下げ、手のひらの角度を直角に!そうそう!撮るよ~!」





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って、なんやこのポーズ!!

エジプトでこんなポーズしとるやつ、一度も見たことないぞ!!



とは思っても口には出さない。
“ヌード以外は拒否しない”そんなサトエリばりの確固たる決心のもとです。



「別バージョンで!もう一つエジプト人がするポーズあるから!

足を曲げて、手を下ろす、そうそう!今いい感じ!はい、チーズ!!」





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これ、普通のウンチングスタイルやんけ!!

割と誰でもするわ!!


と思うも、じっと口をつぐみ別角度から計5枚撮られる。


「ラスト!両手を水平に伸ばして手首を柔らかく曲げよう!」



ははーん、これはピラミッドを両脇で抱え込むような構図だな!

ここまできたら、どんなものをカメラマンが求めてるか理解できるようになる

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と思ったら失敗してるやん!!もうちょい左!!


「俺、いい写真撮るだろ?Am I a Good Man?


言い忘れていたが、彼の口癖はこの「Am I a Good Man?」



問題はここからですよ!!


簡単に手口を言うと、


家族を愛してるか?からの家族構成聞く→自分の家族への想いを写真見せながら熱く語られる→お前もこれくらい愛してるだろ?→その愛する家族へお土産を買ってあげなきゃ!


という流れで話を持っていきます。

ラクダに乗ったまま、小屋まで連れてかれ中に入ったら、男3人くらいでがっちりドアをガードされます。


そこ香水店だったんですけど、ここに来て「あ~騙されたな」って気づきました。


「ラクダ乗ったお金はこの香水買えばそれでいい。」


そう言われ、レモンの香り、ローズ、ラベンダーと色んな匂いを嗅がされる。


相場の10倍くらいの値ですけど、これで終わるならと思い購入しましたよ。


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クレオパトラの香り


これ買ったあとにラクダ使いが一気に豹変しました。


さっきまで、マイブラザーって、呼んでたのに、

「これはビジネスだ、ラクダの金を払え、ジャップ!!」ですからね。


ツンデレどころの騒ぎじゃないですよ。


1万円をとんでもない速さで奪われて、奪い返そうとポケットまさぐったら、


あいつ、ムチでしばこうとしてきたからね!ラクダを叩くムチで!!



でもね、僕も引き下がりませんよ。

1時間くらい激論し合って、徐々にエジプトポンドで返してもらいました。


途中、「これもあげるからもういいだろ」って言って渡してきたのがコレ


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よくわからん石(家族分)


金の代わりに石って、はじめ人間ゴンの世界だけやろ!!


最終的には、

「Am I a Good Man? Say Yes!!」


YESと言わなかったらお金返さない、言ったら返す

ですよ。


コイツおもしろすぎるやろ!!


この瞬間、全てを許しましたよ。


向こうも「こんな日本人いなかった。みんなもっとお金を払っていった」と打ち明ける仲になりました。


「駅に戻るバスのとこまで連れて行ってやるよ、Am I a Good Man?


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それで大通りまで一緒に歩いてたんやけど、最後に彼が放った言葉がこれです。




「ドバイから来たんだよね?もしよかったら、祖母にプレゼントしたいからドバイのお金もくれないかな?」


自分の欲丸出し!!

最初の頃と変わりすぎ!!Good Manの風上にも置けんやつや!!



もうひとり変わったといえばこの人、
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一国の総理やった人が今や、お花畑でダブルピースですからね。


百歩譲ってラクダ使いはいいとしても、鳩山由紀夫はどうかしてるって!!



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前回のつづき



ケニアにおける僕の苗字の意味について悶々としながら宿に戻った。






そう、空港に。



日本でドバイの宿の情報について調べてみたのだが、



ドバイで最安値の宿は、ドバイ ユースホステルというところ 


1泊約2700円、 wifiは有料(1日約1350円)


地下鉄駅から徒歩5分、 空港から3.0キロの近さ

 


空港の場合、 


何泊でも無料、 wifiも無料


地下鉄駅直結、 空港から0.0キロ。というか空港




悩むことなく2秒で、よしっ、空港泊まろう!って決めました。



そんなわけで、空港のベンチで一夜を過ごしたんですけど、






身体が芯から冷えた!!




夜中に寒くて何度も目覚めてしまうため、持ってきた服全部着ました。




全部半袖やけどね。


ポロシャツの上にカッターシャツ着て、その上にTシャツ、



下は、七分のズボンの上にステテコという、



メンズノンノのモデルでも着こなし不可能なレベル。







おまけにタオルをマフラー代わりに首に巻いてました。



それでも全然寒いの!!半袖だから。




一刻も早く身体温めよう!ついでにシャワーも浴びよう!ってことで、



ジュメイラビーチというところへ行くことにした。







ここには無料のシャワーがあるらしい!



これから6泊全て空港に泊まると腹に決めていた僕は、



風呂の代わりに毎朝、このビーチのシャワーを浴びに来ようと考えていた。




そんなわけで、メトロで最寄りの「ビジネスベイ」駅まで行く。
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それにしてもドバイの景色って、ほんと近未来的!


地図からしてビーチまですぐだし、景色も楽しめるから、



駅からは歩いてビーチまで行こうっと音譜



15分経過
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30分経過
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・・・



さては、これ縮尺間違えたな?


地図では歩いて3分くらいと思ってたのに、だいぶ縮小されてたかっ!!



ちなみにドバイの気温、47度



加えて現在、絶賛ラマダン中で日没まで飲食一切禁止!!



体が芯から溶けた!!



このままじゃ本気で熱中症なる!って危険を感じたが、

こんなとこで、軒先の干からびたムカデみたいになってたまるか、と



自分を励まし続け、さらに歩くこと20分。




やっと着いた!!
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が、誰もいない。



後で知ったけど、どうやらラマダン中は肌見せはNGらしいね。



そして気付く。



ここでシャワーを浴びても、すぐ汗かいて意味がないと。





滞在時間1分ですぐに回れ右、すぐにタクシーを止め再び「ビジネスベイ」駅へ戻った。





暑さがトラウマになった僕は、とにかく涼しいとこへ行こう。



そう思い、向かった先は"Chill Out Cafe"



ここは、Chill(冷たい)Chill Out(くつろぐ)をかけた、室温-6℃のカフェらしい。




47℃からの-6℃、



アニマル浜口と栗原類くらいの温度差である。



大型電気店のある、タイムズ・スクエア・センター
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ここの1Fにある。
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先に40分1ドリンク付きで、60ディルハムの支払いをしたら、



控え室みたいなところで、防寒具の帽子、手袋、コートを渡され着替える。





注文もこのとき聞かれるので、ホットチョコレートをオーダー。






厚い扉をひらき、いざ店内へ!!



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店内は一面、氷の世界!



壁も彫刻もインテリアも全て氷でできているのだ!


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イスやテーブルまで氷!



氷のイスに腰掛け、ホットチョコレートがくるのを待つ。



が、なかなか来ない。


でも、暖かい服装で完全防備だから、へっちゃらだもんね音譜






とは、ならない。










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足が、がら空き!!!



なんで、ズボンは用意してないの!?


こちとら、荷物多くならないよう服は毎日洗濯して着ようと薄い生地チョイスしてんのよ!!


麻の生地の薄さ知ってる!?


足、壊死寸前ですけど?



とか思いつつも震えながら待ちました。





ようやくホットチョコレートが到着し、いただく。


こんな寒いと場所で飲むホットチョコレートは格別に美味しい!



温かさが身に滲みる。







店員さんに写真も撮ってもらいました!


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もう、お気づきの方いらっしゃるかと思いますが、



先客ゼロ、僕がいる間にもゼロ。



そりゃそうだろ!こんな寒かったらくつろげないもん!!


冷たい空間にひとりぼっち。



心が芯から冷えた!!


店員は、ホットチョコレート出したら、下がっちゃうし、



窓からはショッピングに来た客が物珍しそうに中を覗いてくるし。





寒さも限界、40分もおれるはずがなく、



ホットチョコレートを一気に飲み干し、すぐに店を出た。






おもに足と心をChillされた僕は、メトロに乗り今日も空港に帰るのでした。




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ドバイ



その名をはじめて聞いたとき、


なんかアラブの遠い国で僕らの想像を超えるようなことをやっている。


その程度のイメージだった。


なんなら、ドバイが国名だと誤解してたくらいだ。



しかし今回、何日か滞在してみて、自分がドバイに魅せられるのに時間はかからなかった。


そんなドバイの魅力を僕なりではあるが、何回かにわけて紹介したいと思う。


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福岡→上海→昆明→ドバイと15時間の移動の末、着いたわけだが、


着くやいなや、ある場所を目指した。



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そう、今やドバイの代名詞的存在にもなった、




ブルジュ・ハリファ!!


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世界一の超高層ビルとしてギネスにも登録されているブルジュ・ハリファ


その高さ、828メートル!!


とにかくデカイのである。



構想段階で世界一の高さを目指していた

東京スカイツリー(634メートル)は何だったのか。


スカイツリーの上にさらに福岡タワーを乗せたくらいの高さと思ってもらって構わない。




無類のタワー好きで有名な僕。もちろん、上へ登りました。


ブルジュ・ハリファの展望台、"At the Top"へ!!




さぁ、ここで気になるチケットのお値段、


なんと、



400Dh (約10700円)!!



高っ!!


建物の高さだけやなく、値段の高さもハンパない!!



し、か、し、



あらかじめオンライン予約して行くと、


130Dh (約3500円)になる。



って、一気に下がるやん!笑


その値段で提供できるなら、もう初めからその値段で設定してくれんかね?




これでオンライン予約しないはずがなく、


日本で印刷した予約表を握り締め、エントランスへ向かった。


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受付にてひとりの女性に予約済のプリントを提示する。


「本人確認のためパスポートも必要」とあったため、


パスポートも提示しようとしたところ、必要ないと制止され、



顔に笑みを浮かべたあと、こう言った。


「What does "KIHARA" mean?」


なぜ苗字の意味を問う!?


ドバイ流!?新手の本人確認手段!?


本人だったら、自分の名前の意味解ってるはず!ってことか!?


そんなことを思いながら答えた。



「...Tree and Field」(木と野原)



なんか自分の苗字を英語で表すと素朴すぎて泣けた。


てか、「氏」の意味とか聞く必要ある?


聞くとしても「名」のほうやろ!!



すると、彼女はまだ半笑いの状態で衝撃の事実を告げた。



「私の国ケニアではね、"KIHARA"って、"bald"って意味なのよ(笑)」



bald...bald...


僕の頭のなかの英単語辞書で”B”のページを探す。



見つけた。



※bald

【形容詞】

<頭など>はげた、はげ頭の

(用例) be bald on top 頭のてっぺんがはげている.







って、誰がハゲやねん!!!


初対面で、この言われ様!!


「I'm NOT!!」って秒速で否定したからね!!



さらに続けて言う。


「私の国でも、たまに"KIHARA"って苗字の人いるけど、その苗字の人はみんなオーマイガッ!って感じなるのよ~(笑)」



・・・もう婿入りしようか。


ふつう、


「木と野原、いいじゃない!そんな自然がわたしの国にはいっぱいよ~!」


とか、お世辞でも言わない?


なに細木数子ばりにズバリ言ってくれてんの!!



てか、マジでハゲてなくて良かったわ!!


これで実際にハゲてたら、



「うわっ、At the Topに、名前通り、Bald on Topなやつキターー!!」


って、絶対仲間内で笑い話にされるとこやったわ!!


あっぶね!!


冷や汗を拭い入場する。
『東南亜細亜道中膝栗毛』タイトル経本みたくなったけど旅日記ですよ!


待合場で、模型や各国のシンボルタワーとの比較図をさくっと観察し、


荷物検査や、金属探知のゲートを越え、


長い通路をひたすら歩く。

いくつものエスカレーターを進み、
『東南亜細亜道中膝栗毛』タイトル経本みたくなったけど旅日記ですよ!


最後はエレベーターで展望台のある124階まで上がる
『東南亜細亜道中膝栗毛』タイトル経本みたくなったけど旅日記ですよ!


ようやく着いた。

そして、これが世界一高いところからの眺望!!!




『東南亜細亜道中膝栗毛』タイトル経本みたくなったけど旅日記ですよ!
『東南亜細亜道中膝栗毛』タイトル経本みたくなったけど旅日記ですよ!
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想像以上に高い!そして意外に砂漠なとこが多いのね。

しかし、こんなに高いのに、まだ全然上がある。



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それもそのはず展望台の高さ452メートル


塔の高さ828メートルから考えると、低くね?


そのため、世界一高い”展望台”はドバイではなく上海にある上海ヒルズ(474メートル)。


せっかく世界一高いビル建設したのに、中途半端!!



彼ら曰く、当初の計画では全室、居住用にする予定だったから、


別に世界一の展望台は必要なかったとのこと。


こだわりの基準がよくわからない(笑)


てか、だーれ?


明るいときの景色と夜景、両方を楽しめるから18時がオススメって言ったの。


18時に入ったけど19時なっても全っ然、日が沈まんやん!!


そしてすでに景色に飽きた(笑)


もう夜景見ないで帰ってしまおうか葛藤の末、待ちましたよ。


2時間半!!



やーっと日が沈んだ。


お待ちかね!!


これが、ブルジュ・ハリファからの夜景!!



『東南亜細亜道中膝栗毛』タイトル経本みたくなったけど旅日記ですよ!
『東南亜細亜道中膝栗毛』タイトル経本みたくなったけど旅日記ですよ!
『東南亜細亜道中膝栗毛』タイトル経本みたくなったけど旅日記ですよ!


ビュ、ビューティーフォー...


つい口から言葉が漏れた。


途中、何度も降りようと、エレベータ付近でソワソワしたけど


これは辛抱強く待ってよかった!!


みなさんも、この夜景は待ってでも見るべきです!


いや、口コミでおすすめは18時ってあるけど、19時でいいです!!


しかしこのドバイ、アラブのなかで石油があんまり採れないため、

観光業に特化してお金集めよう、ってことで観光に力を入れたらしいんだけど、


もうね、彼ら本気で力注ぎすぎですよ。


ドバイの昔と今の街並みを比べた画像があるんですが、


それがコレ↓


『東南亜細亜道中膝栗毛』タイトル経本みたくなったけど旅日記ですよ!


街並み変わりすぎやろ!!


鬼束ちひろの昔と今くらい変わりすぎやろ!!


たった20年そこらでこれですよ。




あぁ!?誰が頭髪はドバイの逆いっとるや!?

あっ、すいません。受付のお姉さんに言われてから頭皮の連想に過剰になってました。


夜景も見れて満足し下へ降りる。


帰りの通路には、建築に携わった人達の紹介や完成までの歴史などが描かれてました。


汗水垂らし頑張ってくれた彼らのおかげで、今のこのブルジュ・ハリファがある。


そんなメッセージを感じる。


こういう目に見えない部分もちゃんと知るのは大事ですし、彼らも嬉しいことでしょう。


『東南亜細亜道中膝栗毛』タイトル経本みたくなったけど旅日記ですよ!

出口には色んな言語で書かれた別れの挨拶が。
『東南亜細亜道中膝栗毛』タイトル経本みたくなったけど旅日記ですよ!


日本語も「さようなら」ではなく「バイバイ、またね」にしたところとかなんか好きです。


観光に特化してるだけあって色んなところに心配りを感じました。



他にも、ブルジュ・ハリファっが上から見るとY字型になってるのは、


「ヒメノカリス」というイスラム文化に親しみ深い花からデザインを連想したそうで、


エレベータ内のネオンや一部の壁、チケットもパンチ穴など、よく見るとその柄になっている。


まるで、ディズニーランドで隠れミッキーを探すような楽しさも味わえた。



こういう細部までこだわって客を楽しませようとしているブルジュ・ハリファは、


最高のエンターテイナーであり、


そのバックグラウンド、企画や建設に関わった方々の想いや努力

終始、考えさせてくれるものがあった。



そしてなによりも、










”KIHARA”のバッググラウンドがちらつく!!



僕、ケニアに行かない、そう決意し帰路についたのであった。
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