1、出場ソフトの決定方法 ドワンゴ社主催の「将棋電王トーナメント」を11月2日~4日に行い、上位5ソフトが出場。(前回はコンピュータ将棋選手権のベスト5が出場) 2、出場ソフトのプログラム状態 電王戦への出場権を獲得したプログラムは、上記「将棋電王トーナメント」出場時のプログラム状態にて出場する。ただし棋譜を利用した自動学習は可とし(カワンゴ談)、バグ修正は不可。使用するOSのプラットフォームは制限なし。(前回は直前まで開発者側がアップデート・バグ修正を自由に加えられた) 3、出場ソフトの貸出の可否 上記「将棋電王トーナメント」出場時のプログラムを出場棋士に貸し出すものとする。(前回は貸し出しの可否は開発者側に委ねられていた) 4、出場ソフトが使用するハードの統一 出場ソフトは全て、ドワンゴ社が提供するPC(ドスパラ提供、CPU:Intel Core i7-4960X、メモリ:64GB、GPU:Geforce GTX660)を使用するものとし、電王戦出場棋士にも同一環境を貸与する。(前回は使用するマシンスペックは開発者側の自由に委ねられ、クラスタ化も制限がなかった) 5、持ち時間・休憩時間の変更 対局は10時に開始され、持ち時間は双方5時間のチェスクロック方式。休憩は12時から13時までの昼食休憩に加え、17時から17時半までの夕食休憩を挟むものとする。(前回は持ち時間双方4時間、夕食休憩は取られなかった。チェスクロック方式への変更は前回、プログラム側が持ち時間を相当残した状況で「1分将棋モード」にロジック変更した事を鑑みたものと思われる)
さて、問題になってるレギュレーションは2~4です。
これはソフト側に制約を課したもので、プロ側の面子を保つためなんじゃないか、
という批判があるわけですね。
実際、個人的にもそういう感は否めないと思います。
これはソフト側に制約を課したもので、プロ側の面子を保つためなんじゃないか、
という批判があるわけですね。
実際、個人的にもそういう感は否めないと思います。
が、そもそもコンピュータとプロ棋士を戦わせ何がしたいのか、と言うと、
興行的な面白さとさらにソフトの進化の確認があります。
ソフトの進化というのは、別にレギュレーションで分からなくなるようなものではありません。
むしろ「厳しいレギュレーションで勝てるソフトの方が優秀」なわけですから。
ハードスペックを極限まで上げて勝つ方が、将棋ソフト開発として意味がないと思います。
そういう観点から見ると、問題なのは「アップデート禁止」です。
これはちょっといただけない。観てる方としても、最新のソフトの成果を楽しみたいですから。
逆に4は当然かな、とも思います。この方がソフト間の優劣も分かっていいでしょう。
興行的な面白さとさらにソフトの進化の確認があります。
ソフトの進化というのは、別にレギュレーションで分からなくなるようなものではありません。
むしろ「厳しいレギュレーションで勝てるソフトの方が優秀」なわけですから。
ハードスペックを極限まで上げて勝つ方が、将棋ソフト開発として意味がないと思います。
そういう観点から見ると、問題なのは「アップデート禁止」です。
これはちょっといただけない。観てる方としても、最新のソフトの成果を楽しみたいですから。
逆に4は当然かな、とも思います。この方がソフト間の優劣も分かっていいでしょう。
チェスではもう家庭用マシンすら使わず、スマホにアプリを乗せてプロと戦ってます。
それでも勝てるのですから、将棋でもいずれはそうなるかもしれません。
個人的に思うのは、今の将棋界は少し体面を気にし過ぎかな、と。
ソフトは進化しますし、そのうちタイトルホルダーでも勝てなくなるでしょう。
その前にじゃんじゃん対局しちゃった方がいいと思うのですよね。
絶対に勝てない状況になってからでは、盛り上がりに欠けてしまいます。
それでも勝てるのですから、将棋でもいずれはそうなるかもしれません。
個人的に思うのは、今の将棋界は少し体面を気にし過ぎかな、と。
ソフトは進化しますし、そのうちタイトルホルダーでも勝てなくなるでしょう。
その前にじゃんじゃん対局しちゃった方がいいと思うのですよね。
絶対に勝てない状況になってからでは、盛り上がりに欠けてしまいます。
まあ2ちゃんねるとかでやたらプロ批判してる人を見ると、
そういう面子を気にするのも分からなくもないのですが、
チェスはコンピュータに負けても別に滅んでないですからね。
もうちょっとオープンにしてもいいんじゃないかな、と。
そういう面子を気にするのも分からなくもないのですが、
チェスはコンピュータに負けても別に滅んでないですからね。
もうちょっとオープンにしてもいいんじゃないかな、と。
ひとつだけ言えるのは、羽生さんがソフトに負ける日が来ても、
将棋も将棋プロもなくならないし、将棋の面白さは不変ってことでしょうか。
将棋も将棋プロもなくならないし、将棋の面白さは不変ってことでしょうか。
文責 ギズ