競馬シーン2007・牡馬クラシック
この年のギヤ勢と西勢、エースは文句なしにキングレオ。アースシェイカーも3歳オープンを勝ってる上に、シンザン記念・共同通信杯4歳S・アーリントンCと、重賞2着を3連続して、本賞金を上げてクラシックに臨める体制をつくっていった。
しかし、期待のアンジェリークの仔・ホルホースはこの年500万下からのスタート。1月3週の5下で早々にクリアしたものの、次走のバイオレットSで2着に敗れてしまう。オープン2着では本賞金が上がらず、手堅くいったつもりがアダになったかと思われたのだが。
ところが、ホルホースもビーナスジェンヌ同様、3月に大逆転。なんと、弥生賞と毎日杯を連勝したのだ。さすがの血統力で、その声望はキングレオをも凌ぐかと思われるほどになった。
一方、キングレオも順調だった。共同通信杯4歳Sでアースシェイカーを下して勝ち、皐月賞のステップレースに若葉Sを選択。そこには、朝日杯3歳Sとたんぱ3歳Sで共にクビ差の接戦で敗れた宿敵、メイジミラクルも参戦してきた。しかし、今度はハナ差の大接戦ながら、見事に勝つことができたのだ。意気揚々と皐月賞へ駒を進めることができた。
皐月賞とダービーは、ギヤ勢の独壇場となった。皐月賞は見事、キングレオがホルホースに3馬身半差の勝利。3着もアースシェイカーだった。ダービーでも着順は同じで、今度はキングレオが5馬身差の圧勝。2冠牝馬のビーナスジェンヌまでオークスから連闘で参戦してきて5着につけた。古馬GIも全勝だし、義屋巧オーナーとしては春は笑いが止まらなかっただろう。
だが、秋になると少々雲行きが怪しくなってきた。放牧明け初戦のキングレオがセントライト記念で3着に敗れたのだ。一方、神戸新聞杯では夏場休まず頑張ったアースシェイカーが、ホルホースとの半馬身差の接戦を制して勝ち、初重賞制覇。勢力図が変化するかと思われた。
ところが、キングレオが意地を見せ、京都新聞杯で宿敵メイジミラクルに7馬身差の大圧勝劇を飾った。結局不動の1番人気で、3冠の懸かる菊花賞に臨んでいったのだった。
しかし、ついに菊花賞はギヤ勢には微笑まなかった。ファーストバトルという穴馬が勝利し、キングレオは4着に敗れ、3冠ならず。ホルホースが3着でついにキングレオに先着、アースシェイカーは5着だった。このファーストバトルという馬の前歴について調べてみたが、毎日杯でホルホースの2着、オープンの白百合Sで勝利、同じくオープンの小倉日経賞でメルセデスの2着という記録があるぐらい。しかし決してフロックではないのは間もなく明らかになる。同様に、キングレオ、ホルホース、アースシェイカーらも、決して侮れない世代であることを証明していくのだ。
07皐月賞(重)
1 キングレオ 鷹57 2.02.1 1人先行
2 ホルホース 藤島57 2.02.7 3・1/2差 2人差し
3 アースシェイカー 角谷57 2.02.9 1・1/4差 6人追込
07ダービー
1 キングレオ 鷹57 2.23.9 1人先行
2 ホルホース 藤島57 2.24.8 5馬身差 4人差し
3 アースシェイカー 角谷57 2.25.0 1・1/4差 7人追込
5 ビーナスジェンヌ牝 松中55 2.25.4 2人先行
07菊花賞
1 ファーストバトル 3.07.2
3 ホルホース 藤島57 3.08.3 2人差し
4 キングレオ 鷹57 3.08.5 1馬身差 1人先行
5 アースシェイカー 角谷57 3.08.7 1・1/4差 3人追込
07共同通信杯4歳S
1 キングレオ 柴57 1.47.1 1人先行
2 アースシェイカー 角谷56 1.47.3 1・1/4差 2人追込
07毎日杯
1 ホルホース 藤島57 2.02.7 1人差し
2 ファーストバトル 2.02.8 クビ差
07白百合S
1 ファーストバトル 2.02.4
4 レディースクック牝 角谷53 2.03.1 2人差し
参考・07小倉日経賞(不良)
1 メルセデス5牝 箭内57 1.50.5 1人逃げ
2 ファーストバトル4牡 1.50.6 1/2差
07ラジオたんぱ賞
1 イオピッコロ牝 1.46.9
5 アースシェイカー 角谷57 1.47.1 3人追込