競馬シーン2006・パワフルアクトの戦い | 競馬ロマン主義

競馬シーン2006・パワフルアクトの戦い

ヒヨシマルの次代を担う最強馬の期待の高い三冠馬パワフルアクトであったが、古馬になって初めてのこの年、春はメイジマッスルやスタープラチナに揉まれて伸び悩んだ。

しかし秋には新戦術を引っさげて一変。

まず、京都大賞典でスタープラチナに5馬身差をつける圧勝を飾る。ほぼ追い込み一辺倒だったパワフルアクトが思い切った「逃げ」戦術での勝利だった。荒い気性のターボエンジンの別利用をして見せたわけだ。

本番の天皇賞秋でも逃げ戦法をとった。メイジマッスルと接戦になったが、見事、最後はクビ差ながら競り勝ち、天皇賞制覇を果たした。

しかし、ジャパンカップでは外国馬ヒルトンレイクが2.21.3のレコードを叩き出して勝ち、パワフルアクトは逃げ戦法通じず5着に破れた。パワフルアクトはジャパンカップ連敗。前年ヒヨシマルの2着の好成績にも及ばなかった。

これで懲りたか、パワフルアクトは有馬記念では本来の得意戦術である追い込み勝負をかける。前年同様、不良馬場の戦いになったが、パワフルアクトは重の鬼で、むしろ好都合。見事、群がるライバルを蹴散らし、有馬記念制覇を果たした。シンザンに肩を並べる実績を上げ、パワフルアクトは日本一の座について、この年の競馬を収めた。


06京都大賞典(良)

1 パワフルアクト5牡 鷹59 2.24.1 2人逃げ

2 スタープラチナ7牡 下村59 2.24.9 5馬身差 1人先行

3 プリンセスビーナ5牝 藤島57 2.25.1 1・1/4 3人差し


06天皇賞秋

1 パワフルアクト5牡 的矢58 1.57.4 2人逃げ

2 メイジマッスル6牡 ?58 1.57.5 クビ差

3 スタープラチナ7牡 下村58 1.57.6 半身差 1人先行

5 ネオシンザン5牡 鷹58 1.57.9 4人先行

10 ニシノテイオー7牡 岸田58 1.59.2 5人差し


06ジャパンカップ(良)

1 ヒルトンレイク 2.21.3(レコード)

5 パワフルアクト5牡 柴57 2.21.7 1人逃げ

9 スタープラチナ7牡 鷹57 2.22.3 8人先行

10 ファイアーボルト6牡 松中57 2.22.8 7人先行


06有馬記念(不)

1 パワフルアクト5牡 柴57 2.34.5 2人追込

2 チェリースティール 2.34.7 3/4差 

4 プリンセスビーナ5牝 角谷55 2.34.9 4人差し

5 スタープラチナ7牡 下村57 2.35.1 1・1/4差 1人先行

7 グレートハヤテ5牡 鷹57 2.35.6 5人先行

9 ファイアーボルト6牡 松中56 2.36.1 

10 ライデンキャップ4牝 江賀53 2.36.4 2馬身差 12人差し