シンザンを名乗る一族 | 競馬ロマン主義

シンザンを名乗る一族

残念ながらシンザンの直系の血筋はミホシンザンで絶えた。現実でも、マイシンザンまでで、ほぼ同様の傾向にあり…。

ところが、2004年デビューしたギヤテク・ホースレーシングチームの馬に、ネオシンザンと名乗る馬が現れた。シンボリルドルフ産駒なのだが、あえて母パッシングブリーズの父ミホシンザンの方から名前を取ったのだった。

ネオシンザンは残念ながらGIで勝つことはできなかったが、クラシックオール2着などの好成績を収め、パワフルアクトやグレートハヤテと共に「三名馬」と並び称される存在感は見せて、引退後種牡馬入りした。

この馬が新たなシンザン系の祖となる。

ネオシンザンは種牡馬として、直系の後継者を出すことはできなかったが、2016年の牝馬三冠馬で、「女シンザン」と呼ばれたシンディサンサンを輩出した。

シンディサンサンは繁殖に上がると、2010年代中期のスーパーホース・ベオウルフ(チェリーバトル系)との配合で、GI5勝のグレートシンザン(活躍年30~34)を産んだ。

グレートシンザンはやはりGI5勝のゴッドシンザン(活躍年38~42)を輩出。

ゴッドシンザンはクレヨンシンザン(54天皇賞春制覇、5歳で現役)を輩出。現在に至る。

シンザンの名は実際には極薄の血筋の怪しげな子孫たちによって受け継がれていくことになったが、牝馬三冠馬やGI5勝馬を挟み、血の濃さはともかく、その名を汚さぬ強盛ぶりは見せつけて、未来に希望を残すこととなった。