とんでもない歌である。

俵万智さんに申し訳ない、申し訳なさすぎて僕の気まぐれサラダでも振る舞いたくなるほどである。

 

正しくは、

「この味がいいね」と君が言ったから七月六日はサラダ記念日

である。

歌人、俵万智さんのとんでもなく有名な短歌である。

現代短歌の先駆者やで本マグロ。(?)

 

そんな記念すべき日にである。

銀歯が取れちまった!!!!!

正しくは、虫歯だった部分に被せてあった銀の被せが取れたのである。

 

夜中にチョコを食べていた。カカオ85%だ、どうだポリフェノール、健康に良さそうだろ?

そんなイキがってチョコをモニョモニョしていた矢先である。

「ん?うわ!何か入ってる。異物混入やんけ、もーう。しかも硬い、え何?指輪?プロポーズ?」

口から出してみると、何ということでしょう。銀色の歪な星形をした、虫歯カバーでございました。虫歯カバーて!

 

しかも去年の六月にも同じところが取れたような気がする。

年一の恒例行事かよ。やめてくれ。

そして今年も速攻で歯医者に電話して、飛び込んで修復してきたのである。

 

今の本命である歯医者は、人の良さそうな頭髪の寂しいおじさんがやっている。

そしてホームページや外観のポスターに自分の顔をデカデカと晒してやっているので、とても信用できる。しかも歯医者の名前に自分の下の名前を使っている。何と可愛げがあろうか。

ということは置いといて、家から一番近いということで選んだ歯医者だ。

 

今日も労働終わりに歯医者に駆け込んだ。

 

いつもどおり、人の良さそうなおじさん先生は、柔らかい口調で喋ってくる。

柔らかいどころか、もうふにゃふにゃである。

おそらく僕のことを小学生か何かだと思っている節がある。そのくらい優しい口調なのだ。

この過酷なストレス世界でナーバスな気持ちになりがちな昨今、あまりにも優しい口調で語りかけてくる歯科医のおじさんに、もういっそのこと抱かれてもいいワ♡とさえ思いたくなるほどなのだ!(絶対にそんなことはないですけれども!)

 

そんな甘さにとろけていた矢先、新しく銀歯を接着するために古い接着剤をとりますね~と言いながら、僕のデリケートな虫歯スペースをガンガン謎の器具で攻めてくる歯科医師!!!

僕もいい大人なので我慢できるよ、このくらいはと紳士的に耐えていたのですが、もう後半で白目ひんむいて泡でも吹いてやろうカニ!って思うくらい痛かったです。

 

ということで、無事に銀歯も元どおりになりました。

 

さぁ、来年は何食べてとれるかな、銀歯。。。