大森靖子 SHIN TOKYO BLACK HOLE TOUR FINAL AT ZEPP TOKYO
大森靖子さんのライブに行ってきました。
東京ブラックホールのツアー、そのファイナル。
Zepp東京という大きな会場でのライブ。ライブ中に大森さんの口から「ここに来るまで10年かかった」という言葉が発せられた通り、誰でも簡単に到達できる場所ではないことが分かる。
会場につくと、数多くの意識高いTを着ているファンに会うことが出来た。
一目見ただけでそのインパクトの強さに脳のどこかを洗われてしまうような感覚になる。それがこの意識高いT。今回、2016バージョンとして新たに作られたグッズである。
(2016.11.18)
そして時は経ち…
大森靖子 2017 LIVE TOUR "kitixxxgaia" FINAL at ZEPP Diver City
右も左も分からずに気づいたらaikoのファンに囲まれていた。
[基地 ガイア]
感情のステージには、ガイア、ドグマ、マグマの巨大な幕が3つ並んでいて、そこは天国でも地獄でもない閻魔堂のような場所だった。
大音量のSEでメンバーが登場する様は、映画のようだ。
そしてピンクの十字架を背に、大きな銅羅を打ち鳴らす大森靖子。国も宗教もごちゃまぜにした新しい神が降臨。
あたり一面ピンク色の灯りが灯る。自然のものではない人口の光がそれぞれの命の灯火を轟々と揺らしている。
新アルバム外の曲や提供曲は、新しい息吹を感じたり懐かしい思いを重ねたり。
夢幻クライマックスでダンサーが登場して、グループっぽいなあと思ったらアプガだったみたい。ダンスが圧巻。
「M」ピアノと声のふたつだけの空間が、照明に照らされて歌詞とストーリーと込められた思いをより深く刻み込んでいく。
「オリオン座」の合唱は、もう歌詞を見なくても歌えるようになっていて、歌っていて気持ち良く。心が癒された。
「君に届くな、最終公演、あまい」。肉体と感情を解放された。最終公演がやはり秀逸。
ラスト3曲は、全部をぶっ放す爆発力でした。
アンコール「今日あったイヤなこと選手権」不幸も笑いに変わる神様の力。
「draw (A) drow」ふたりのTKに楽曲を提供してもらっている超歌手は大森靖子だけ。たぶん。初披露された新曲は超絶に時雨る。
本編ラストと、アンコールラストで、神様から告げられたありがたいお言葉は、そこに居合わせた全ての民の心にぶっ刺さった。
(2017.7.20)