今年のリオオリンピック、本当に何気なく思い立って。今年はちゃんと見ようと思った。
そして時間があるときは、テレビにかじりついて見ている。
その中でも一番熱中して見たのが、卓球女子シングルス。

最初に見た試合が石川佳純さんの試合。足の不調で、惜しくも初戦敗退してしまう場面は、とても悔しく可哀想になった。

そして、福原愛。誰もが知っている卓球の愛ちゃんこと、福原愛。
僕が子供の頃から、愛ちゃんは卓球をやっていて、泣きながら卓球をやるシーンを何度もテレビで見ていた。
そんな愛ちゃんも、大人になり、日本を代表する卓球選手になっていた。

前回のロンドンオリンピックから、今回のリオまで、福原愛にはいろんな苦悩があったに違いない。ロンドン大会終了後に、右ひじの手術をし休養を続けた。自分はもう必要とされないんじゃないかと悩み、苦しんだという。そして、今回のリオオリンピック出場。オリンピックまでの一ヶ月は毎日12時間というとんでもない量の練習をこなし、自分を限界まで追い込んでいたという。

その練習の成果もあってか、第3ラウンド、第4ラウンド、準々決勝と1ゲームも落とさず全てをストレート勝ちしている。とても好調だった。その圧倒的強さもとてもかっこいいのだが、プレイだけでなく試合前や試合後のインタビューなどを聞いて、すごくかっこいいなと思った。言葉遣いや話し方、表情や姿勢など、とても大人の女性として綺麗でかっこよくて、素晴らしいなと思った。
泣き虫愛ちゃんと呼ばれていた頃とは全然違う、素晴らしい大人の女性になっていたのだ。それを見ていて僕は、福原愛という女性にとても惹かれてしまった。卓球というものに個人的な思いがあって少し毛嫌いしていたところもあったが、それを跳ね返すぐらいに一気に熱が上がった。

そして、ついに迎えた準決勝。今までストレートで勝ち進んできた福原愛の戦う相手は、前回オリンピックの王者(世界ランク1位)の李暁霞だ。高身長で福原愛とリーチの長さも体の大きさも全然違う。
試合は、見ていて辛くなってくるほどの、格の違いを見せられた。素人目にも、強すぎると分かるほどの李暁霞のプレイ。そして、李暁霞の顔がとんでもなく怖い。
残念ながら、初のセットを取られ、そのままストレート負けしてしまった。本当に悔しい。

そしてそして、気持ちを切り替えて臨んだ3位決定戦。相手は、石川佳純が初戦で負けた相手キムソンイ。カットマンという特徴のプレイヤーで福原愛の苦手とするプレイスタイルだったが。かすみん(愛称)の仇を何としても取って欲しいし、日本人シングルス初のメダル獲得もかかっていたので、何としてでも勝って欲しい試合だった。
結果は、序盤ゲームを3連取されるも途中1ゲームを取り返すがキムソンイの勢いに押され4-1で負けてしまった。メダル獲得の夢は終わった。悲しい。

キムソンイは北朝鮮の選手で、国際大会にもあまり出場をしていないらしく情報の少ない選手だったそうだ。そんな中、数少ない映像資料を見て研究していたらしい。
それでも福原愛は、試合中にもっと早くプレイを見極めて、読めていたら…と語ったらしい。

実は映像の研究だけではなくて、キムソンイと試合経験のある日本選手に対策を聞いたりもしていたという。でも、初戦で負けた石川佳純には「傷をえぐるみたいで…」と聞けなかったという。
自分の勝利でなく、同じ日本代表として戦うチームメイトへの思いやりを優先したのだ。
なんと心やさしき人なんだ。ああすばらしすぎるよ、福原愛。

シングルスでは、メダル獲得はできなかったが、次は団体戦でメダル獲得へ向けて頑張ってほしい。

「佳純ちゃんも、ものすごく悔しい思いをしていると思いますす、美誠も応援してくれていて、悔しい思いをしていると思います。力をあわせて、帰りたいです」と福原愛は語った。

ウォーーー、団体戦がんばれー!!!!!


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P.S.
福原愛好きになりすぎて、「福原愛というタトゥー」を彫るという妄想すらしましたが。
福原愛には台湾の卓球選手の彼氏がいるみたいです。
サー!