信じられないとは思うが、実は僕は今タイムループを繰り返している。同じ時間を何度も何度も繰り返しているのだ。この人生ももう8度目だ。このブログを書くのも、もう7度目になる。何度繰り返してもうまくいかないものだ。

という話は、置いといて。

このタイムループの最中に3本の作品を見た。

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映画「恋はデ・ジャヴ」
小説「リプレイ」
アニメ「うる星やつら2 ビューティフルドリーマー」

どれもタイムループものの元祖的なものだ。
「恋はデジャ・ヴ」は1人の男が1日を何度も繰り返す。何をやっても朝6時になると同じベッドの上、同じラジオ番組で目覚める。
「リプレイ」は1人の男が18歳から心臓発作で死ぬ43歳までを何度も繰り返す。だがリスタートの時期が18歳からどんどん遅くなりリプレイ期間は短くなっていく。そんな中、同じようにリプレイを繰り返す1人の女が現れる
「ビューティフルドリーマー」は学校内の全校生徒が学園祭前日の1日を何度も繰り返す。最初はみんな繰り返されていることに気づかないが、徐々に異変に気付く人が現れ、それぞれが動き出したり、その状況を楽しんだりする。

タイムループはタイムリープもの(時を越える)のジャンルの一つだ。Time Machineものと言ってもいいかもしれない。
有名なものは「Back To The Future」。時間を操る創作物語の総称。
僕はこの手の作品が昔から大好きだ。そして、同じように好きな人がとても多いと思う。
それは、誰でも過去に戻りたい願望や、過去をやり直したいという願望があるからだと思う。


「恋はデ・ジャヴ」
同じ日々を繰り返すというのは、不可思議な現象にも見えるけど、これは実は僕たちも経験していることかもしれないと思った。サラリーマンも、フリーターも、学生も、特に大きなイベントでもない限り、というかほとんどの人が、同じような毎日を繰り返しているのかもしれないと思った。厳密に言えば、毎日は違う日々なのだけど、大きな意味では同じことの繰り返しでしかないと感じている人も多いと思う。毎日毎日同じことの繰り返しだよと。
でも、この映画がそんな現実と違うのは毎朝6時にリセットをされることだ。主人公は、同じ日ばかり繰り返されることに嫌気がさして様々なことやる。いろんな女性に手を出して一夜限りの関係を持つ、飲酒運転で無茶苦茶な運転をし警察に捕まる、現金輸送車のお金を盗んで一瞬で金持ちになる、そんなやりたい放題をやっても、朝6時にはリセットされている。前日の1にちは何事もなかったかのように世界は進んで、彼の記憶の中だけに残る。それは、この世界から抜け出そうと、いろんな自殺を試みても同じ結果だった。
でもこの主人公の違うところは、元々性格の悪い男だったが、自分を変える努力を始めたことだった。周りのみんなに優しくしたり、自分の魅力をつけるために、ピアノ教室に通ったり(世界の中では1日習っただけだが、彼の中ではその1日を繰り返すので何度も通ったことになる)、氷の彫刻の技術を身につけたり、その日起こるいろんなトラブルから街の人々を救ったりした。そんな彼を次第にみんなは愛するようになったのだ。
たとえ同じような日々が続いていくとしても、考え方を変えたり行動を変えることで、自分も周りも変わっていくんだなと思わされた。


「リプレイ」
こちらは、同じ1日を繰り返すのではなくて、20年を繰り返すというもの。あの時に戻れたら、なんて考えは誰しもがやったことあると思うけど、そこに戻ったら、もう現在へは帰れない。また同じような年月をかけてそこまでたどり着くことしか道はない。再構成された人生。
主人公は、リプレイした人生でギャンブルで大儲けすることに成功する。これは誰もがやりたかった願望の一つだ。そして彼は大きな歴史を変えようとしたりする、ケネディ暗殺という大きな事件を未然に防ごうとするのだ、しかしオズワルドからの暗殺は防げたが、ケネディは他の誰かに殺されてしまう。大きな事件というのは変えられないのかもしれない。これがよくあるタイムパラドックスの問題。
そんな人生のリプレイで、自分の思うように自分の歴史の分岐点をうまく塗り替えられるだろうかと考えた。同じ人生を繰り返すというのは、実はとても難しいことなのかもしれないということに気づいた。ほんの少しの、言動や行動のタイミングで歴史は変わってしまうだろう。どんな些細な出来事も、バタフライエフェクトになって大きな変化を生んでしまう。進学だって、就職だって、恋愛だって、出会いも縁も全て、奇跡的な巡り合わせで成り立っている。全く同じように人生を再生するなんて、とてつもなく難しいことだなと思った。それを実現しようと一生懸命に頑張るのもアリかもしれないけど、全く同じ人生にするために同じ行動をするのが一番難しい。たとえ人生を再構成しようとしても、うまくはいかないのだ。何か一つを得て成功したとしても今までの自分の人生とは別の人生にならざるをえない。ああ、この人生というのはこの一つしかなくて、やり直しというものは効かないんだな。


「ビューティフルドリーマー」
こちらは、その学校だけが隔離され異空間で同じ1日を繰り返すことになる。押井守監督の出世作というだけあって、押井守の色が出まくっている。演出もすごく良かった。
まあ一番は何が言いたいかというと、、、ラムちゃんかわいい!!
あと、メガネがかっこいいですね。


まあ、いろいろと考えることありましたけど。
さっき、しっくりきたことあったんで書きますね。

ブログ書いたことある人は分かると思いますけど、
めちゃくちゃ長文のブログを書いてて、ミスして全部消えちゃうことあるじゃないですか?
それで一から書き直すんですけど、結局は、
一回目に書いていた記事を越えることはできないし、最初の熱意込めて書いてた記事が一番いい記事になる。

そういうもんなのかな。
と。


ん?うまくまとまってない??