今日は3/1、ついたちということで時間もあったので朝から映画を観に行ってきました。映画が安く観れるからね。

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観た映画は、前から観たかった「6才のボクが、大人になるまで。」という作品。この作品の特徴は、全く同じキャストで12年間映画を撮り続けたということ。撮影期間12年間の映画ってことだ。
朝イチの上映だったので、バタバタと支度をし、急いで家を出て上映時間ギリギリに映画館へ到着。上映予定の案内板には残席僅かの表示があって、流石に朝でもツイタチ&日曜日だから多いのかなと思って受付へ。
「6才のボクが、大人になるまで。1枚」と受付のお姉さんに告げ、客席の案内をしてもらい、チケットを購入。ただ不思議だったのが、お姉さんが喋りながら何故か笑いを堪えてる(時々喋りながら笑っちゃってる様にも見えた)という点。見ず知らずの人に街で笑われる事については、僕にとって日常茶飯事なのであまり驚くことはなかったが、一体何なのだ。

いざ席について、映画スタート。

冒頭の撮影シーンに、ドラゴンボールZががっつり出て来て時代を感じると共に日本アニメすごいなーとしみじみ。テレビ、布団、ポスターとかなり露出してた。魔人ブウ編でした。

映画のストーリーは、家族の物語。主人公のボクと、父、母、姉、そして友人や周りの人々の日々の出来事。THEアメリカという感じの日常のストーリー、それがどんどん展開していく。時間がどんどん経過して行って、家族たちの成長と共に環境も変化していく。
最初の1、2年は子供達の成長の早さに驚いた。主人公のボクは1年でかなり、印象が変わるほど成長していくし。姉は思春期のある年、急に印象が変わったり。母も年齢を重ねていく様子が分かる(蛇足だけど母はかなり巨乳でした)。ただ父だけがほとんどずっと変わらい見た目で、そこも面白かった。

何の描写も無しに急に次の年になってたりするので、最初は戸惑ったけど、すぐに慣れました。あ、次の年だなとかストーリーを感じて分かるようになった。
12年もかけて撮影しているので、それぞれのシーンに時代性があった。9.11の話題も上がっていて、時代に沿った脚本になってるのが分かる。
監督が撮影については、「毎年夏にキャスト全員が集まって、ワークショップのようなものを開くんだ。そこで監督が示すアウトラインに沿って、それぞれが自身の人生経験を振り返りながら意見を出し合い、みんなで気持ちをシェアする。アドリブもどんどん取り入れて、脚本はその年ごとに作り上げていく」と説明している通り、脚本を毎年ブラッシュアップしていくことで古くならないストーリーになってるんだなと思った。
キャストたちは、役を演じていたんだけど、それと同時に自分たち自身も投影させてその時間を過ごしてたんだなあと。
どんどん時間の経過を見ていく様は、タイムマシンに乗ってある家族の生活をどんどん覗き見している様な感覚だった。
そしてまた、「北の国から」の12年分を約3時間に凝縮したものみたいだという感覚も生まれた。キャストたち自身の人生もそこに映し出されてるなあと。

映画は3時間近くあったんだけど、全く長さを感じることもなくすーっと観れた。音楽もいいし、面白い映画でした。

そして最後のシーンのセリフ、痺れました。
「一瞬を逃さない様に」ってみんな言うけど、一瞬は逃げないのにね。一瞬はその人にずっとくっ付いてるし、今体験していることが一瞬。
みたいな内容でした。

色々、逃さない様にって考えてしまうけど、何事も逃げることはなくて、自分の人生に寄り添っているもので、その一瞬一瞬が人生を形作ってるんだなと、しみじみ思ったのであります。

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本当は映画館はしごして2個目の映画も見るつもりでしたが、満席だったので断念。うどん食って帰るつもりが閉店してて断念。
焼肉定食をご飯お代わりして食べて帰りましたとさ。

余談。
この映画館、1日は1100円で映画が観れるのですが、毎週水曜日もサービスデーやってて1000円でした。
いや、そっちの方が安いやん!