最期まで妻を愛して逝った男性のハナシ〜いつまでも残るのは愛〜 | クリスチャンカウンセラー♧はんなのblog

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聖書の言葉は、人生のナビゲーションです。私たちの日常生活に適用し、心軽やかに過ごしませんか?

あなたは、愛されるために生まれた人です♡

沢山のblogの中から出会ってくれてありがとうございます。





今日はタイトル通りの話です。


長くなりますが、お読み頂ける方は


お付き合いください。



今日の主人公の方のエピソード


27年前、私達の仲人をして下さった


上司Yさんの初盆に行って来ました。



72歳での旅立ち。


ご主人を見送った奥様は


変わらず優しい笑顔で


夫と私を迎えてくれました。



 

ご葬儀は家族葬で


私たちは弔問のみだったので


やっとゆっくりお話を伺うことが出来



私達の想像を超える愛のエピソードを


聴かせて下さったのです。



闘病生活の選択

Yさんは一昨年の年末


ステージⅣの末期ガンが見つかり


余命宣告をされた後



緩和ケアを在宅で行うことを


希望されたそうです。

(勿論奥様も同意の上で)



それは、愛する奥様と


出来る限り一緒にいたいから。



でも、それだけではなくて



・自分が死んだ後の遺族年金を調べたり

・葬儀会場、葬儀の形を決めたり

・様々な名義変更や手続きをしたり



動けるうちに精一杯備えたとのこと...



そして、最期の時

ご自宅リビングにWベッドを置いて


一緒に寝ておられたお二人。



身体に良い食事や


日常の介助、薬の管理も


全部奥様のお仕事。



日々弱くなっていく中でも


Yさんは


愛してるよ。

先に行って待ってるよ。

今度生まれ変わっても、また一緒になろう。


と、3つの愛の言葉を


毎日毎日繰り返していたそう。

(奥様も同じように返すのがお決まり)



そして、旅立つ日の午前2:05。



手を繋いで隣で寝ている奥様に


いつもの3つの愛の言葉を


寝言のように言ったYさん。



奥様もいつものように返した後


Yさんは、奥様の肩に顔を載せて


眠るように旅立ったそうです。

(奥様は薬が効いて眠った、と思ってたのに...)



夫と私は、話の途中から号泣。。。



こんなドラマのような夫婦の愛があるんだ...

もし自分だったらどうするだろうか?

現実を受け入れられるだろうか?

最期まで他者に愛を注ぎ続けられるだろうか?



最期の最期まで


妻を愛して

愛を伝えて

愛を遺していった


Yさんのお姿を目に浮かべました。



私たちが地上から旅立つ時は


何一つ持って行けない。



ただ、持って行くのは


愛し愛された心一つなのですね。



家族に限らず



友人

周りの方々

出会い関わる方々に

子ども達に



いつまでも残るものを遺していけますように



帰りの車中、夫も私も無言だったのは


Yさんの愛が心に沁みたからでした。



長い発信を、最後まで読んで頂きありがとうございます。あなたは愛されるために生まれた人です。