おはようございます。
映画「パリよ、永遠に」を観てきました。
第2次世界大戦末期、ナチス・ドイツ占領下にあったパリが連合国軍に奪還される直前、ドイツ軍はパリを壊滅する作戦を立てます。
その壊滅作戦を具体的に指揮・実行するパリ在中の将軍コルティッツ(軍人)と、その作戦を中止させるために交渉に乗り込む中立国スウェーデン総領事ノルドリンク(外交官)。
1時間半程度の本作品の大体がこのコルティッツとノルドリンクとのやりとりです。
主には、ノルドリンクのコルティッツに対する、パリ壊滅作戦停止に向けた説得、交渉、懐柔です。
本作品の原タイトルが「Diplomatie」であることからも、本作品は外交官ノルドリンクの外交手腕・外交戦術が見どころなのでしょう。いかに、コルティッツから人間的な信頼感を得て、パリ壊滅を思いとどまらせるか。大変難しい仕事ですね。
パリが連合国側に奪還されるときにこんなドラマがあったんだということについて、具体的に私は知りませんでした。
そのような史実を本作品を通して知ることが出来たのは、大きな収穫であり、その点で本作品を観てよかったです。
もっとも、映画としては、私には全般に単調な感じでしたし、映像的・音楽的にすごい!という感じが受けられなかったため、高評価とまではいきませんでした。
これは、私が実際にパリに行って、パリの美しさを目の当たりにしていないかもしれません。
パリは絶対に保護されるべき特別な街であると実感として私が持っていたならば、映像的・音楽的なものを超えて、本作品を観るときの姿勢もまた違ったものになっていたかもしれません。
本作品を観終えた後で、もし仮に東京が第2次世界大戦終戦時にほとんど壊滅していなかったら、70年後の今頃東京はどうなっていただろうかと少し想像を巡らしてみました。歴史に「たられば」はありませんが、このような想像を働かせてみるのも面白いですね。
ちなみに、第2次世界大戦が回避されたというパラレルワールドとして、1949年の東京を描く「K-20 怪人二十面相・伝」という映画は、私のお気に入りです。
他方、日本の古都・京都は空襲はあったものの、壊滅には至らなかった街ですが、仮に万一、京都が壊滅していたら、どうなっていただろうかということも考えさせられました。京都郊外出身でこどもの頃から京都市によく行っていた私には、これは絶対に想像したくないことだなと思いました。自分にとって一番大切な街がなくなるのはほんとに悲しいことですね。
本作品は、(歴史的事実や経緯はさておき)パリを京都として置き換えてみたら、もう少し実感を持って観ることができたのかもしれません。
最後は取りとめのない話となってしまいました。
